課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)経営の基本方針

当社グループは、「お客様との絆(=信頼関係)を事業基盤とし、業界を究め、新領域に常にチャレンジし、価値創造企業集団としてお客様にご期待以上の満足をお届けすることで、社会貢献する」を経営理念としております。

 

(2)経営環境

わが国経済は少子高齢化による労働力不足、自然災害などさまざまな社会問題に直面しております。一方、世界経済では新型コロナウイルス感染症の影響により社会経済環境の変化が一瞬にして起こることを示しました。このような経営環境のもと、当社グループは、経営理念である「お客様にご期待以上の満足をお届けする」をキーワードに、これまでに培った「お客様との絆」を事業基盤とし、ものづくりや社会インフラサービスを支えることを通じて社会問題を解決してまいります。また、当社グループが取り組むマテリアリティ(重要課題)を設定し、中長期的な企業価値向上を目指してまいります。

 

<マテリアリティ(重要課題)>

1)SDGs(持続可能な開発目標)への貢献

2)豊かな社会づくりに貢献することによる安定した経営基盤と事業活動の持続的成長の実現

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループは、2021年1月に新たな中期経営計画(2021年11月期~2025年11月期)を策定いたしましたが、次の基本方針に基づき、計画達成に向けて成果をあげていくことが当面の課題と考えております。

 

<中期経営計画の基本方針>

1)既存事業の付加価値の創出・最適化

・既存商権の深化

・戦略商権の発掘

2)新規事業の育成

・社内資源の有効活用

・外部資源の活用による事業化の推進

3)経営基盤の強化

・営業部門間の連携強化および事業部主導の機能別管理体制の構築

・間接業務やマーケティング戦略の最適化

・CSR・SDGs経営への取り組みおよびガバナンスの強化

 

上記の基本方針に基づき、以下の課題に取り組んでまいります。

① 商社事業・・・・・・・既存商権で安定した収益を確保しつつ、周辺機器への商権拡大と提案力の向上を推進してまいります。また、ニューノーマル(新常態)に対応した無人化、非接触等の社会課題の解決に貢献する商品・サービスの提供を強化してまいります。

② プリフォーム事業・・・生産効率改善を推進することに加え、プラスチック容器包装の社会的な影響を踏まえ、樹脂使用量の削減と再生素材の使用を図り、環境負荷の低減に努めていくことで事業の付加価値を高めてまいります。

 

これらに加え、株主還元にも取り組み、1株当たりの利益の最大化を図ってまいります。

 

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループでは、中期経営計画(2021年11月期~2025年11月期)の最終年度(2025年11月期)の目標(連結)を売上高20,000百万円、営業利益1,000百万円、営業利益率5.0%以上、自己資本利益率(ROE)8.0%以上としております。

 

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