研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループは顧客ニーズに対応した、社会の要請する新製品開発の推進を最重点に取り組み早期の収益化を目指してまいりました。研究開発は、昭和パックス㈱の技術部門である製袋技術部、樹脂製品技術部およびフィルム事業企画部を中心に推進しております。

 当連結会計年度における研究開発費は245,075千円であり、セグメント別の研究の目的、内容および成果は次の通りです。

[重包装袋]

 東京工場及び亀山工場の生産設備を更新したことにより、生産性や品質に大幅な向上が見られました。これを受けて新たに設備更新を計画しています。生産性や品質向上に資する設備であると共に、熟練を伴わずに運転できる生産設備をニューロング工業㈱と検討しています。

 AIを使用した画像検査装置を当連結会計年度の期首から両底ボトマーにて運用を開始しています。期中にAIの再学習を繰り返しながら検査精度の更なる向上を図りました。その甲斐あって、当該工程での当連結会計年度のクレームは0件で、AI画像検査装置の有用性を確認出来ました。現在はAI画像検査装置を他工程へ水平展開する計画を進めています。

 

[フィルム製品]

 飲料缶輸送包装シュリンクフィルムや、マットレス包装用フィルム等、新規顧客向けへの販売を開始しました。マスキング用フィルムにおいては、屋外でも使用可能な製品の開発を進めております。

 また、プラスチックに対する環境問題への対応が世界的課題となっていることを鑑み、フィルムの薄肉化や、バイオマス由来の原料を使用したフィルム等、環境に配慮した製品の開発に取り組んでいます。

 

[コンテナー]

 1,000ℓ液体輸送用容器内袋「エスキューブ」の製造で培ってきたノウハウを活かし、バイオ医薬品向けのシングルユースバッグ大型容器用内袋の販売を開始しました。
 また、20フィート粉粒体輸送用コンテナー内袋「バルコン」において、輸送テストを行いながら改良を重ね、新規顧客獲得に向けて活動しております。

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