課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

当社及び当社グループは、わが国を代表する油圧専業総合メーカとして、一般産業機械の基幹部品である「油圧機器」事業を中心に、顧客の仕様に基づき「油圧機器」を組み合わせた「システム製品」及び油圧制御技術の特徴を生かした「環境機械」の生産、販売及び開発を積極的に推進してまいります。

また、自主技術による油圧機器開発を基本姿勢にしていることから、海外進出への制約条件が少なく、油圧業界の中でいち早く1970年代には台湾・インド・香港に海外拠点を設立し、アジアを中心に「YUKEN」ブランドの浸透に努めてまいりました。こうした海外展開力を活かしながら「YUKEN」ブランドを世界に広め、日本、アジア、世界に貢献し、環境変化の中でも利益成長できる高収益体質の独立系総合油圧メーカグループを目指してまいります。

 

(2) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループは、2019年度~2021年度を対象とする3ヵ年の中期経営計画を策定し、グローバル展開の推進やグループの経営基盤強化、収益力の向上等に取り組んでまいりました。海外展開や株主還元、経営基盤の強化においてはグループ一丸となった取組みにより当初目標を達成したと考えておりますが、経営数値目標については、新型コロナウイルス感染拡大による成長市場の停滞や、中国市場の需要増に供給体制が追従できなかったことによる需要取りこぼし等を要因として、目標未達という結果となりました。

現状を取り巻く環境とこれまでの反省を踏まえ、当社は、「長期ビジョン~YUKEN GROUP VISION2030~」を掲げ、油圧専業メーカとして品質と信頼で社会に貢献する真のグローバル企業に成長することを目指し、本ビジョンの実現に向けて2022年度を初年度とする中期経営計画を策定いたしました。長期ビジョンは1期3ヵ年を3期間(計9ヵ年)として定め、中期経営計画は1期3ヵ年を2期間(計6ヵ年)として制定しております。また、付随してサステナビリティ方針を策定し、ESG経営を実践することで社会的問題の解決に取り組みながら、ステークホルダーからの高い信頼を継続して保ち続けることを目指しております。

「真のグローバル企業への進化」という新たな成長につなげていき、当社の企業価値と株主共同の利益の確保、向上を実現してまいります。

具体的には以下のとおり取り組んでまいります。

・長期ビジョンの期間

第1期(2022年4月~2025年3月) 投資と再編による基盤強化

第2期(2025年4月~2028年3月) 拡大による利益向上

第3期(2028年4月~2031年3月) 新たな投資による事業領域拡大

・中期経営計画の期間

第1期:2022年4月~2025年3月までの3ヵ年

第2期:2025年4月~2028年3月までの3ヵ年

・中期経営計画の方針

第1期(2022年4月~2025年3月)「真のグローバル企業を目指すための、投資と再編による基盤強化」

① 工場・製品の最先端化に向けた積極投資

② 量と品質を支えるサプライチェーンの強化

③ 全てを支える人財の多様化推進と組織の再編

④ ガバナンス向上に向けた本社機能の強化

第2期(2025年4月~2028年3月)「次なる飛躍に向けた拡大による利益向上」

① 高収益市場でのシェア拡大

② 再投資による最先端化製品拡大

③ 環境型新製品群(省エネ、環境負荷低減など)の拡大

 

(3) 目標とする経営指標

当社グループは、前項の中期経営計画の第1期において「ありたき姿への基盤作り」を行い、第2期において「成長戦略を実践」していくことで、2028年3月期には「連結売上高350億円、営業利益30億円、経常利益30億円、ROE8%以上」等を達成目標として掲げております。

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