課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、1978年の創業以来、「高感度・高品質・リーズナブルプライス」を追求し、お客様の信頼を得るべく、お客様の声に真剣に向き合ってまいりました。いつの時代でも、この変わらぬ経営理念のもと、すべての利害関係者と社会全体に対し、継続的な企業価値の向上に努めてまいります。

当社グループは、新たなビジョンを掲げ、2025年5月期を最終年度とする中期経営計画(2023年5月期-2025年5月期)を策定いたしました。

 

■ 経営ビジョン

  あらゆる方々が、いつでも、どこでも 「Honeys」にふれることができる

 

■ 経営方針

  お客様満足度のさらなる向上を目指します。

  従業員満足度の向上を目指します。

  環境への配慮、地域社会への貢献に取り組みます。

 

(2) 目標とする経営指標

当社グループは、2022年7月5日に公表した2025年5月期を最終年度とする中期経営計画(2023年5月期-2025年5月期)において、目標とする経営指標として連結売上高550億円、連結営業利益60億円、連結営業利益率10.9%、ROE9.0%、EC売上比率14.5%を掲げております。

 

(3) 中長期的な会社の経営戦略

今後の見通しにつきましては、資源価格の高騰を主な要因とした海外経済の減速が景況の下押し要因となる一方、新型コロナウイルス感染症の影響は「withコロナ」の浸透に伴い、個人消費を中心に概ね正常化することが期待されます。

当社グループは、2025年5月期を最終年度とする新たな中期経営計画(2023年5月期-2025年5月期)を策定し、4つの「X」を切り口に今後の「Honeys」を構築してまいります。

 

■ 経営戦略

1.ハニーズのCX(カスタマー・エクスペリエンス)

  ① 商品力の強化:「より良い商品」

  ② 販売力の強化:「居心地のよい店舗」

  ③ EC事業の強化:「OMOの実現」

2.ハニーズのDX(デジタル・トランスフォーメーション)

  ① 事業基盤の強化、生産性の向上につながる業務の効率化

  ② OMO実現に向けた物流機能の強化

3.ハニーズのEX(エンプロイ・エクスペリエンス)

  ① 多様な人材の確保と常に成長していける環境づくり

  ② 従業員満足度の向上

4.ハニーズのSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)

  ① サステナブル課題(環境、人権等)への取り組み

 

(4) 会社の対処すべき課題

新たな中期経営計画を踏まえ、以下の課題に取り組んでまいります。

① CX(顧客体験価値)の向上

 1)商品企画力の向上

「より良い商品」の実現に向けて、幅広いお客様が求める商品品質やサービスを安定的かつ継続的に提供していくとともに、お客様にご支持いただける付加価値と適正価格を追求してまいります。

 2)販売力の強化

全国の店舗それぞれで、思わず入りたくなるような「魅力がある売り場、居心地がよい接客」を実現して顧客満足度の向上に努めてまいります。また、店舗と自社ECサイトとの融合を図っていくことで、多様化するお客様のライフスタイルに合わせ、「いつでも、どこでも」を可能にする販売チャネルを確立し、顧客体験価値の向上を目指してまいります。

② DXによる事業基盤の強化

販売動向や商品企画・仕入精度の向上、在庫管理・コントロールの最適化など、事業基盤の強化や生産性の向上につながる業務の効率化へ向けて、デジタル化を進めてまいります。また、お客様へ最適な情報を発信するためのツール導入やOMO(リアルとデジタルの融合)実現に向け、物流機能の強化に取り組んでまいります。

③ EX(従業員体験)の向上

当社グループの将来を支える多様な人材の確保と育成に向けて、ワークライフバランスの実現、業務の効率化と働きやすい就業環境の整備を行い、ES(従業員満足度)の向上に取り組んでまいります。

④ SX(サステナブル課題)への取り組み

環境に配慮した素材を用いた商品開発を強化していくほか、TCFD提言に基づく気候変動によるリスク情報開示対応への取り組みを進めてまいります。また、ミャンマー子会社をはじめとするサプライチェーン全体でのサステナブル課題の解決を目指してまいります。

 

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