研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループ(当社及び連結子会社)は、創業以来、パスタレストランとドレッシングを始めとする食品の製造販売を事業の柱としています。研究開発は一貫して『おいしいもの作り』と『楽しい食べ方の提案』の訴求をテーマとし、主として開発担当者10名を中心に各事業のスタッフを含めた体制で、食品事業向けの新製品開発とレストラン事業向けの新メニュー開発に中長期的な取り組みを行っています。

当連結会計年度におけるセグメントの研究開発活動は次のとおりです。なお、研究開発費は販売費及び一般管理費に含まれており、その総額90百万円は各セグメントに配分できない全社的な研究費用です。

(1) 食品事業

お客様の健康志向に応えるべく健康食材を使った高品質商品の開発に継続的に取り組むと共に、“レストランの味をご家庭で”を基本テーマに、ご家庭の料理をより楽しく手軽においしく調理でき、お召し上がり頂ける商品の開発をいたしました。

ドレッシングカテゴリーでは、2021年9月、秋の新商品として、売場の活性化と季節感の演出を狙い、流通商品初の試みである季節限定商品「ピエトロドレッシング しょうが」を、また、直販(ショップ・通販)や一部量販店で先行販売していた「ピエトロドレッシング たまねぎリッチ」「ピエトロドレッシング オリーブリッチ」を全国発売しました。2022年3月には、同じく季節限定商品として、こちらも直販や一部量販店で先行して販売し、ご好評を得ておりました「ピエトロドレッシング うめ」を春の新商品として全国発売しました。

パスタ関連カテゴリーでは、2021年9月に、パスタソース「洋麺屋ピエトロ 本格ボロネーゼ」をさらにおいしくするため、レシピを見直し、リニューアル新商品として「洋麺屋ピエトロ お肉好きのあなたのためのボロネーゼ」として発売しました。2022年3月には、おうちパスタシリーズでも人気の「おうちパスタ ジェノベーゼ」の商品設計を見直し、従来品と比べ、原材料の松の実を約2倍に増量する等リニューアルし、ソースとしての使い方も訴求する新商品として「おうちパスタ バジル」として発売しました。

食品事業の今後の成長エンジンとして、開発と販売を強化している冷凍食品カテゴリーでは、2021年9月に流通・直販新商品として「博多明太子とフレッシュモッツァレラ(冷凍ピザ)」を、直販限定リニューアル商品として「マロンと海老のドリア」を開発・販売しました。同年11月には、プレミアム冷凍食品の先駆けとして2018年の発売以来、高付加価値商品として味の評価が高い「シェフの休日」シリーズから、期間限定(11~12月)商品として初めての冷凍ピザ2品「シェフの休日 スモークサーモンとモッツァレラのピザ」、「シェフの休日 蟹と蟹みそのピザ」を開発・販売しました。2022年3月には流通新商品として、これまで、冷凍パスタのみだった「洋麺屋」冷凍シリーズに、冷凍ドリア3品(「洋麺屋ピエトロ なすとミートソースのドリア」他)を開発し、冷凍シリーズのラインアップに加え、販売いたしました。

通信販売及び直営店限定販売商品では、新商品の開発だけでなく、既存商品の製法・原材料を見直し、さらにおいしさを追求するため、ピエトロファーマーズシリーズのパスタソースで、春夏限定(4~8月)で販売する「真っ赤な3種のトマトソース」をリニューアルしました。また、2021年11月には、“クセになるおいしさ”を商品コンセプトに掲げた新ブランド「FOODMANIA(フードマニア)」を立ち上げ、特にショートパスタにおすすめのパスタソースとして「スパイス香るラムのラグーソース」「熟成ゴルゴンゾーラのクリームソース」の2品を開発し、販売を開始しました。

スープカテゴリーでは、原材料・製法・季節感にこだわったスープをメイン商品とした『PIETRO A DAY(ピエトロ ア デイ)』のショップ&カフェを、2021年7月、大阪・梅田の商業施設にオープンし、店舗限定スープ「たこと彩り野菜の大阪風ブイヤベース(にぎやかな街のSOUP)」を開発・販売しました。また、スープをよりおいしく楽しめる調味料として「SOUPにかけるPATFUTTE」を開発・販売しました。

既存スープの材料や味を見直すリニューアルにも積極的に取り組み、通年商品3品(「北海道スイートコーンの甘みポタージュ(ありがとうのSOUP)」他2品)、季節限定商品3品(「マンハッタン風赤いクラムチャウダー(いってらっしゃいのSOUP)他2品」)をリニューアルし、好評を得ました。

さらに、福岡市西区能古島(のこのしま)にあるピエトロの自社農場『のこベジファーム』で収穫した野菜や果物を使用したブランド「能古島おいしいプロジェクト」から、2021年7月に「旨辛ジャン」「あまなつのマーマレード」、同年8月に「うめのコンフィチュール」、同年11月に「バジル香るトマト鍋」を開発・販売しました。「旨辛ジャン」は、一部の直営レストラン店舗の各テーブルに設置し、お食事の際にお試しいただけるよう『テーブルマーケティング』として展開しております。また、リニューアル新商品として同年8月に「ローズマリーと唐辛子の辛味オイル」を販売しました。

 

(2) レストラン事業

ディナータイム強化の新業態(TAPAS業態)では、本格的なパスタやサラダに加え、お酒にも合う小皿料理(タパス:「ボルケーノ ゴルゴンゾーラとはちみつ」「レッチリポテト ミートソースとチーズ」他)等を開発・導入いたしました。また既存業態よりもドリンクメニューの充実を図り(「あまおう果実のスパークリング」「あまおう果実のソーダ」他)、お客様の選択肢を増やし、客単価アップに繋げました。

既存業態では、季節メニュー(「チキンと葱の唐辛子たっぷりペペロンチーノ」「たらこと海老、アボカドのレモン風味」他)や地域の特色を生かした、店舗オリジナルの限定メニュー(「能古島にんにくたっぷり本気のペペロンチーノ」「九州野菜とローストビーフの贅沢サラダスパゲティ」他)の開発にも注力いたしました。

また直営レストラン全店舗の社員・パート社員が参加する『レストランレシピコンテスト』を実施し、集まった新しい発想のレシピ107点の中から3品「ビーフストロガノフ風スパゲティ-デミグラス仕立て-」「イベリコベーコンと3種きのこのバター醤油」「幸せきのこのグラタンピザ」を選出し、直営店舗で展開しました。

スイーツメニューの強化としては、年間を通じて、お客様に季節を感じていただけるパフェ8品(「マンゴーとミルク杏仁のパフェ」「モンブランパフェ いちごアイスと抹茶」他)を開発・導入しました。

ファストフード業態(ミオミオ)では、おいしさとヘルシーさの両方を兼ね備えたサラダパスタ(「旨辛チキンとごぼうのごま風味サラダパスタ」他)や健康性を訴求するメニューとして、野菜とタンパク質を雑穀米に組み合わせたサラダライス(「ビビンバ風サラダライス」他)等を開発・販売いたしました。

 

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