研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループは「味ひとすじ」の企業理念のもと、「企業戦略の充実」及び「新価値提案力の更なるアップ」を重要課題と捉え、㈱永谷園研究部及び開発部が中心となり、お客さまのニーズに沿った商品開発に向け、新素材・新技術の開発及び品質向上に向けた研究開発活動に鋭意取り組んでおります。

 商品研究開発活動における基本的な考え方は、“創意と工夫で、お客さまに喜んでいただける商品を創り出す”であります。この考え方をベースに毎期取り組むべきテーマを設定し、新商品の開発と既発売商品のリニューアルを進めております。

 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、611百万円であります。

 なお、セグメント別の主な研究開発内容は、次のとおりであります。

(1)国内食料品事業

 アフターコロナに向けた食品の購買行動の変化に対応すべく、消費者が感じている「家事負担から解放されたい」「野菜を積極的に食べたい」という悩みを解決すべく、電子レンジ調理専用設計の「レンジのススメ」シリーズや「青椒肉絲春雨」「五目塩焼きビーフン」を開発いたしました。

 また、「煮込みラーメン」においては、ラーメンの定番フレーバーである塩味に着目し、当期限定メニュー「鶏しお味」を開発いたしました。

 国内食料品事業に係る研究開発費は、485百万円であります。

 

(2)海外食料品事業

 フリーズドライフルーツ・クルトン商品においては、飲料・製菓・健康食品・ミールソリューション分野の顧客向けに、用途提案・新商品開発に努めました。

 米国における麺・粉商品では、健康意識の高まりによる多様な消費者ニーズに応えるため、機能性食品等の高付加価値商品や個食のミールキットタイプの商品の開発に取り組みました。

 海外食料品事業に係る研究開発費は、70百万円であります。

 

(3)中食その他事業

 コロナ禍における在宅需要に対応し、ご家庭で楽しめるシュークリームキット「ちびっこパティシエセット」をリニューアルし拡販を実施致しました。「ビアードパパ」のシュークリーム専門店ブランド強化施策として、従来実施していなかった「シュー生地のみ」の販売を実施し、アレンジレシピを公開する事で好評を博しました。

 新たな技術開発により包餡タイプのクッキーシューの開発に成功し致しました。新商品では日本ルナ株式会社とのコラボレーション商品「バニラヨーグルトシュー」を開発し大きなヒット商品となりました。

 中食その他事業に係る研究開発費は、56百万円であります。

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