分類
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項目
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内容
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対策
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事業に関するリスク
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製品の欠陥によるリコールの発生
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当社グループは品質最優先の考えのもと各種製品を製造しておりますが、将来においてリコールにつながる製品の欠陥が発生する可能性があり、大規模なリコールの発生は、多額の品質コストになる可能性があります。
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当社グループでは、品質における国際標準モデルであるISO9001を取得し品質管理に万全を期するとともに、全グループ会社で組織されるグローバル品質会議等の仕組みを構築・運用し、品質強化に取り組んでおります。
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販売用金型等の品質熟成工程における追加加工工数の発生
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当社グループは、強みである超ハイテン加工技術を基礎として、自動車プレス成型部品の製造に必要な金型を製作し販売しております。加工工数を予測し車種別の原価予算を策定したうえで製造を進捗するものの、より品質の高い販売用金型等の製作のための品質熟成工程における加工工数の増加等を要因として、将来完成時点に実際製造原価が想定以上に増加して収益性が低下する可能性があります。
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当社グループは、金型製造における成形解析の高精度化や高機能設備の導入等創業以来の金型製造におけるノウハウの積み上げと製造技術の進化と深化に努め、各金型における予想原価と実際製造原価との差異の最小化に取り組んでおります。また、評価会等を通じて、毎月製造原価の状況を確認する等厳密な原価管理を行っております。
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金融・法令等に関するリスク
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借入金利の上昇
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当社グループの総資産に占める借入債務は、当連結会計年度末において28.4%であり、当連結会計年度における支払利息は237百万円となっております。借入金利の上昇は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
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当社グループは、戦略的な借入金の返済による金融関連費用の削減に努めております。また、今後は、資金調達手段の多様化を含め、財務基盤の強化を図ってまいります。
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為替変動による影響
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当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は、当連結会計年度では70.7%を占めております。想定以上の為替の変動は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
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当社グループは、為替変動リスクを軽減するため、原材料や部品等の現地調達化をはじめとする経営資源の現地化を進めており、為替による影響を最小限にするよう取り組んでおります。
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公的規制によるリスク
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当社グループは、事業展開する各国において様々な法的規制を受けております。予期することのできない法令又は諸規則の決定や変更等により、これらの法的規制を遵守できない場合には、当社グループの活動が制限される可能性があり、また、ペナルティが課される等の制裁措置が講じられる可能性があります。
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当社グループは、法令遵守、危機管理及び企業倫理などの展開を図るため、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会やコンプライアンス相談窓口を設置するなど、従業員意識の醸成及びコンプライアンス体制の構築に努めております。
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外部環境に関するリスク
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災害・戦争・テロ・ストライキ等の発生
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当社グループは、事業展開する各国における自然災害、疾病、戦争、テロ、ストライキ等により、原材料や部品の購入、製造・販売及び物流などに遅延や停止が生じる可能性があります。
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当社グループでは、緊急事態においても自社の従業員の安全を確保しながら、事業を適切に継続するための事業継続計画を策定し、災害等のリスク軽減を図るように努めております。
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新型コロナウイルスの感染拡大
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新型コロナウイルスの感染の影響は世界的な拡大は収束しつつあるものの、局地的に拡大及び収束を続けており、現時点においても当社グループの各拠点の生産に影響を及ぼしております。今後更なる感染状況が深刻化する場合には、客先の生産状況の変動、部品供給状況の変動及び当社従業員の感染による生産稼働の停止等も想定され、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
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当社グループでは、これらのリスクに対応するため、タイにおける構造改革の推進や、日本、中国における原価低減の施策の推進により、減産タフネスの向上に取り組んでおります。
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半導体の供給不足
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当社グループにおいては、世界的な半導体の供給不足に伴う、自動車完成車メーカー及びその関係会社における生産停止及び減少により、当社グループにおける生産活動は先行き不透明な状況が継続しており、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
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当社グループでは、半導体の影響を直接受けることのない、金型事業の受注拡大の推進に加え、原価低減活動の推進により、減産タフネスの向上に取り組んでおります。
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