課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

2022年1月に実施されたまん延防止等重点措置は3月22日に全面解除となりましたが、今後も新たな変異株の出現等による新型コロナウイルスの感染拡大の可能性に加え、ロシアのウクライナ侵攻に代表される世界情勢の先行きなど、依然として景気先行きの不透明感は更に強まっております。外食産業におきましては、引き続き感染症拡大防止への徹底した取り組みが求められることに加え、リモートワークの推進やワクチン・検査パッケージ制度の活用など新しい生活様式に向けた具体的な政策への適応が求められます。2022年2月期におきましては、上記のとおり、前事業年度より引き続き売上高の減少による業績への甚大な影響が生じております。

2023年2月期におきましては、成長ドライバーである「the 3rd Burger」の新規出店及び販促活動の強化に取り組み、全業態・全店舗においてアフターコロナに向けた人材育成・店舗QSCの向上を重点的に取り組んでまいります。

 

(1)「PPM戦略(Preparation Process Management)」の推進

 2022年2月期に立ち上げた自社加工拠点「PPMセンター」は予定通り順調に稼働しております。外食ならではの圧倒的な商品力と、食品工場に匹敵する高い生産性を目指し、それぞれの業態、それぞれの商品において、緻密な調理工程管理を行い、このような状況下においても安定した商品提供とコスト管理が行える体制を構築し、利益の確保に努めてまいります。

 

(2)the 3rd Burger業態の出店拡大

 コロナ禍に強い業態として「the 3rd Burger」をブラッシュアップし、2022年2月期には新たに8店舗を出店いたしました。引き続き商品開発や販促活動により「the 3rd Burger」のブランド力・知名度を向上させる取り組みを行うとともに、積極的な店舗拡大を図ってまいります。2023年2月期の新規出店数は6店舗を計画しております。

 

(3) the 3rd Burger業態の積極的なフランチャイズ展開

 前期末時点のフランチャイズ店舗は3店舗(てけてけ2、the 3rd Burger1)ですが、コロナ禍により積極的な営業活動は行ってまいりませんでした。しかしながら前期において、PPMセンターを立ち上げ、セルフレジ・モバイルオーダー等のデジタル技術を取り入れたことで、「the 3rd Burger」のフランチャイズパッケージ化を推し進めることができました。今期は「the 3rd Burger」のフランチャイズ展開活動を積極的に行ってまいります。

 

(4) 店舗QSCレベルの向上

 長らく通常営業が難しい状況が続きコスト削減を最優先に取り組んでまいりましたが、今期はアフターコロナにおける通常営業を見据え、人材採用・研修教育・各種マニュアルの強化・再整備を行い、全店舗において店舗QSCレベルの向上を図ってまいります。

 

(5) 徹底したコスト管理・経費削減の取組み

 前期・前々期より取り組んでおりますが、家賃減額交渉・人件費削減・外部委託費削減など、例えコロナ禍が明けた場合においても引き続きコスト管理の徹底・経費削減に取り組んでまいります。

 

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