研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

当社グループは、主に学習部門及び情報基盤部門の根幹となる販売用ソフトウエアの優位性を保つため、積極的な研究開発活動を重視しております。具体的には、当事業年度において当社が支出した研究開発費の総額は、 41,436千円であります。

なお、当社グループの研究開発は複数のセグメントに応用が可能な基礎技術に関するものが大半であるため、セグメントごとに区分して記載しておりません。

 

(1)研究開発の目的

 当社の経営理念である「私たちチエルは、子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支えます」に基づいて、研究開発を進めております。具体的には、以下の目的を達成するような研究開発を行っております。

(創造) 授業を進めやすくするために、先生に寄り添った製品を研究開発すること。

(変化) 常に変化する教育業界のニーズを先取りした製品を研究開発すること。

(挑戦) 新しい技術に挑戦しシーズを産み出すような製品を研究開発すること。

(協働) パートナーの製品と連携するような製品を研究開発すること。

 

  (2)研究開発活動の基本方針

 上記(1)の目的を達成するために、当社グループの通信技術、画像・音声転送技術を更に研磨するとともに、今後市場動向に沿った新技術に積極的に挑戦し、内外の顧客のニーズに合致した製品を開発できるような技術を効率的に習得することを基本方針としております。また、開発した技術のうち、特異なものについては、特許を出願するようにしております。

 

(3)研究開発・製品開発体制

製品の研究開発については、当社の学習支援システム企画開発部と情報基盤システム企画開発部が中心になって行っております。学習支援システム企画開発部は正社員7名体制、情報基盤システム企画開発部は正社員10名体制(2022年3月末現在)で、新製品研究、製品化、既存製品バージョンアップ、及び動作検証を行っております。

また、グループ各社においても取り扱う製品・ソフトウエアの領域についてそれぞれ研究開発を行っております。

 

(4)主要な研究開発課題

(アクティブ・ラーニング対応)

 「アクティブ・ラーニング」に適した、タブレット・スマートフォンに対応する語学学修支援・授業支援の製品開発に取り組んでおります。既存製品との連携機能により総合提案を可能とします。

 

(クラウド対応)

 クラウドを利用したeラーニングの市場は拡大しており、これに対応して、当社では既にクラウド上で教材を提供する「CHIeru.net」を提供中であります。「CHIeru.net」上で提供する教材数の増加・機能強化を進め、先生方の学生への教材指定を獲得することにより、教室外での利用促進、新規顧客の取り込み促進に取り組んでおります。

 

(教材開発)

 タブレット対応、アクティブ・ラーニング対応、クラウド対応といった、教材を利用するためのプラットフォーム開発に合わせて、デジタル教材について、各プラットフォームや異なる利用環境での利用を可能とするための開発を行い、既存製品の横展開、新教材の開発、教材量産体制の確立に取り組んでおります。

 

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