課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する記載は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営の基本方針

当社は、「プロフェッショナル・サービス」を社是に掲げ、お客様にご満足いただける技術・品質を追求し、お客様のIT化のご要望に応えるべく、積極的提案の実施を経営の基本方針としております。また、経営理念として「顧客への提言」、「社会への責任」、「社員への信頼」を定め、お客様の長きに亘るパートナーとなるべく、社会的責任を意識して行動し、そして、社員とともに成長する企業を目指しております。

 

(2) 目標とする経営指標

当社は、中長期的な株主価値の向上の観点から、強固な収益基盤の形成が不可欠であると認識しております。
そのため、「営業利益」の中長期的な拡大と「営業利益率」の向上を経営指標として設定し、これらの改善に努めております。なお、中長期的目標として、営業利益率については10%を目標にしております。

 

 (3) 経営環境及び対処すべき課題“目指す姿”

 


 

当社は、中長期的に「No.1基盤技術を中核に業界トップレベル」の企業になることを目指しており、「技術、顧客満足度、収益力、働きやすさ」の各分野でのレベル向上を図り、「収益体質の改革」と「当社ならではのビジネスによる成長」に段階的に取り組んでいく方針であります。このための具体的な施策として、次の基本戦略を着実に推進してまいります。

 


 

① 既存ビジネスモデルの改革

・システム開発業界における顧客との主な契約形態は、作業対価型と成果物対価型がありますが、生産性向上や品質改善などの当社の経営努力を契約条件に反映させるためには成果物対価型にシフトしていく必要があります。この取り組みは、より高い価値を顧客に提供し、顧客満足度を高めながら、併せて当社としての「収益体質の改革」を図っていくものであり、顧客と当社の双方にとってメリットのあるものとして、契約形態の見直しを積極的に推進していく方針であります。

・当社リソースを最大限に活用し、中長期的な成長を目指していくために、「選択と集中:事業ポートフォリオの変革」に取り組み、基盤及びSAPビジネスにリソースを集中し強化を図りつつ、アプリケーションビジネスについても当社の強みを発揮できる得意分野への注力を進めます。

・「SCSKグループとの連携・協業」に積極的に取り組み、既存顧客への深耕と新規顧客の開拓を推進します。

  

② 新規事業への取り組み

・中長期的な成長及び新たな収益基盤の確保の観点から、新規事業の創出は重要な経営テーマであり、「AI(Artificial intelligence:人工知能。IBM社のWatson等)」、「API公開(Application Programming Interface:ソフトウェアの機能の共有・公開)」、「RPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務自動化)」等の技術・ビジネス分野において、当社ならではの「新規サービスの開発・展開」を積極的に推進します。

 

③ 働きやすさへの取り組み

・当社における働きやすさへの取り組みとして、「ダイバーシティの推進」、「給与水準の引き上げ」、「コミュニケーション活性化・テレワーク推進」を図っていきます。当該取り組みは、社員のモチベーション向上と同時に、企業としての生産性向上に繋がるものであり、重要な経営課題と認識しております。これらの施策を進めることで、業務の効率性向上及びワーク・ライフ・バランスの拡充を目指します。

・「ダイバーシティの推進」では、女性社員の採用の強化やシニア層活躍の場を広げるこ とを通じ、人手不足の深刻化や高齢化への対応に備えます。

・「給与水準の引き上げ」では、制度改定による社員の給与水準の引き上げを段階的に実施し、処遇面での改善を推進いたします。

・「コミュニケーション活性化とテレワーク推進」では、モバイルツールを活用した勤務 地と本社間のコミュニケーション強化、在宅勤務やサテライトオフィスを活用したテレワークを推進いたします。

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