文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
当社グループは“「正しい仕事」「良い仕事」を通じて社会に貢献する”という企業理念の下、「安全・安心・快適・便利」な社会を実現する「社会システム産業」の構築を目指しております。
当社は、1967年の会社設立以来、「正しい仕事」「良い仕事」を通じて社会に寄与していくことが、お客様、地域社会の皆様から高い評価を得ることにつながり、持続的に成長し続けることができるという考え方に立って事業に取り組んでおります。
当社の親会社であるセコム株式会社は、当社だけでは確立できない高品質なサービスのノウハウと高い技術力を持ち、セキュリティ以外の事業分野にもその領域を拡大し、あらゆる不安の無い社会の実現を社会的使命とし、「安全・安心・快適・便利」な社会の構築を目指して成長を続けております。
当社は、セコムグループの一員としてセコムの目指す「社会システム産業」の構築を目指し、当社が管轄する地域のお客様に対して、セコムグループの多様で付加価値の高いサービスを提供することによって成長し続けることができると考えており、その結果として企業価値を高めていくことが株主利益の向上につながるものと考えております。
セコムグループでは、2030年を一つのターゲットとした「セコムグループ2030年ビジョン」を2017年に策定しました。また、この実現に向けた成長を確かなものにするため、2018年5月に「セコムグループロードマップ2022」を策定しており、当社グループもセコムグループの一員としてこのビジョンの実現に向けて取り組んでまいります。
当社グループは“「正しい仕事」「良い仕事」を通じて社会に貢献する”という企業理念の下、「安全・安心・快適・便利」な社会を実現する「社会システム産業」の構築を目指しております。この実現に向け、「品質維持・向上」「人財育成」に取り組んでおりますが、コロナ禍によるパンデミックリスクの顕在化、大規模災害リスク、少子高齢化や人生観の変化、働き方改革、技術革新などの様々な課題への取り組みが不可欠となっております。
そこで、当社グループは、これまで同様に将来に亘り安定的且つ着実な成長を通じ地域の皆様や株主の皆様の期待に応え、変わり続ける社会環境の中で変わらぬ信頼を得るため、以下の課題に取り組んで参ります。
1.コンプライアンス・リスク管理の強化
コロナ禍のみならず、社会環境の変化や自然災害等が頻発する状況を踏まえ、改めて経営資源に対するリスクの認識と共有により、顕在化した際に備えるべく取り組んで参ります。
2.新たな営業戦略による利益の拡大
これまで以上に地域に密着した事業所運営を進展させるべく、事業所ごとのマーケット分析に基づく事業計画による営業マネジメントへの移行と定着を図り、利益の拡大に取り組んで参ります。
特にコロナ禍を踏まえ、新たな発想に基づく営業活動の創造・実践による新たな顧客獲得、並びに既にご愛顧いただいているお客様との関係深耕のため、提案力の強化を図り“セコム品質”の実感を通じて満足度の向上を図るよう取り組んで参ります。
3.教育・育成による組織の成長
セキュリティのプロ集団としての人財育成に加えて、人間力向上へ取り組み、人財基盤の底上げを組織としての成長目標に据え、その実現のためのプランを実行して参ります。特に社内横断的なプロジェクトによる諸課題への取り組みを通じて、特に若い人財の成長の場としても活用して参ります。また、新人育成においては会社、職域全体として育成する意識を向上させて参ります。
さらに、社員が自発的に学ぶための意識改革を通じ、学んだ知識の共有を全社的に行うことを通じて、組織全体の知識・教養の水準引き上げを図って参ります。
引き続き新型コロナウイルス感染症の状況ならびに終息後の地域経済状況は不透明ではありますが、当社グループは、「正しい仕事」「良い仕事」を通じて愚直に「安全・安心」を提供し続けることで、引き続き地域社会に貢献して参ります。
お知らせ