当社の関係会社は、連結子会社4社並びに持分法適用関連会社2社で構成されております。当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業は、ソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・販売及びその他のサービス事業であり、単一セグメントであります。
開発方法につきましては、自社で企画した製品について自社で開発するケースと、国内外の開発会社に外注形式で開発委託をするケース、他社が著作権をもつ製品のライセンスを受けて製品化するケースに大別されます。国内外の開発会社に外注形式で開発委託をする場合は、製品のすべて又は一部に対して当社が著作権を保持するのが通常であります。
販売チャネルとしては、自社オンラインショップでの直接販売と、家電量販店等への卸売販売、スマートフォン通信事業者(キャリア)など法人企業向けの製品・コンテンツ提供の3つを軸にしております。
自社オンラインショップでの直接販売と家電量販店等への卸売販売におきましては、当社の製品をご購入になりユーザー登録をされた顧客に対して、メールなどを通じたマーケティング活動を実施しております。バージョンアップ製品のほか、自社および他社のさまざまな製品の割引販売等の案内をし、売上の安定化につなげております。
スマートフォン通信事業者(キャリア)など法人企業向けのコンテンツ提供につきましては、株式会社NTTドコモの「スゴ得コンテンツ」など、キャリアが運営するアプリ使い放題サービスに加え、AI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を始めとするIoT製品並びにテレワーク関連のハードウェアの販売やレンタル提供を行なっております。
「ポケトーク」などのIoT製品は海外の企業に生産を委託し、全国の家電量販店等への卸売販売、自社オンラインショップでの直接販売等による提供を行なっております。加えて航空会社や鉄道、大型商業施設などインバウンド需要の高い法人企業へのレンタル提供や米国・欧州の子会社を通じた海外への販売を行っております。
ユーザーからのご意見・要望につきましては、いずれもアンケートなどを通じてユーザーサポート委託先から当社に集められ、製品やサービスの品質向上に活かしております。
以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次の通りであります。
(注)2022年5月に、SOURCENEXT Inc.はPOCKETALK Inc.に社名変更いたしました。Sourcenext B.V.はPOCKETALK B.V.に社名変更の手続き中です。
当社グループは単一セグメントであり、セグメントごとの記載をしておりません。当社グループが提供する主な品目別の主要ブランドの概況は下記の通りです。
ポケトーク |
互いに相手の言葉を話せない人同士が自国語のままで対話できるAI通訳機です。「ポケトーク W」、「ポケトーク S」および「ポケトーク S Plus」では、70言語を音声・テキストに翻訳し、12言語をテキストのみに翻訳できます。最新モデルの「ポケトーク S」、「ポケトーク S Plus」はカメラ翻訳機能を搭載しました。英語・中国語の会話レッスン機能も好評で、シリーズ累計出荷台数(サンプル等除く)は、90万台を突破しました。また、リモート会議上で話した内容が瞬時に翻訳され、画面に字幕として表示される機能を搭載したPCソフトウェア「ポケトーク字幕」、AI通訳アプリ「ポケトーク(iOS 版/ Android 版)」の事業を立ち上げました。今後サブスクリプション型ビジネスモデルの割合を増やすべく取り組んで参ります。 |
ハガキ |
3製品の住所録&はがき作成ソフトはいずれも、初めての方でもやさしく使えることが特徴です。業界トップシェアの「筆まめ」、コストパフォーマンスに優れる「筆王」に加え、Mac用の「宛名職人」と幅広く取りそろえております。 |
セキュリティ |
2003年より自社ブランドのセキュリティ対策ソフトとして展開しております。2006年には、年間更新料0円の「ZEROウイルスセキュリティ」、2011年には性能世界一のビットディフェンダー製エンジンを搭載した「ZEROスーパーセキュリティ」を発売しました。同エンジンはその後もセキュリティ製品の国際的な評価機関AV-Comparatives(オーストリア)、AV-test(ドイツ)の年間アワードを継続的に受賞しています。ウイルス対策ソフトののべ登録者数は1,250万人を突破しました。 |
PDF |
PDFの作成・変換・編集が簡単、スピーディに行なえる定番ソフトとして、販売本数19年連続第1位を獲得するロングセラー製品です。企業など法人での導入実績は、10,000社以上で、文書管理の効率アップやコスト削減、テレワークの拡大に貢献します。 |
ミーティング オウル |
360°カメラとエコーキャンセリングマイク、スピーカーを搭載した会議用webカメラです。カメラが全体を映し出すとともに、AIが声や動きを360°の広範囲で認識し、発言者に自動フォーカスします。2020年7月の発売以降累計出荷台数(サンプル等除く)は2万台を突破しました。(2022年3月時点) |
オートメモ |
読める、AIボイスレコーダーです。録音した音声をAIがテキストに変換し、その内容を文字で読むことができ、検索することも可能です。録音データはクラウド上に保存されます。製品別累計販売台数・金額シェアNo.1を獲得しています。 |
B's Recorder |
CDやDVDを焼くライティングソフトの定番です。1994年の誕生以来、着実にバージョンアップを重ねる一方、使いやすいツールを「B's」シリーズとして拡充しています。web会議録画ができる新作「B's動画レコーダー」も好評で、シリーズ全体ののべ出荷本数は1,000万本を突破した人気商品です。 |
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