研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループは人材やテクノロジーに積極的に投資し、医療ビッグデータを活用した新しい取組みやサービス開発にチャレンジし続けます。

 当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発活動の金額は201百万円であります。セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

 

(1)ヘルスビッグデータ

 当セグメントでは、ヘルスケアデータの収集のためのサービス開発とヘルスケアデータの利活用方法の開発を目的に研究開発活動を実施しました。かかる観点での開発を進め、当連結会計年度にも、以下のようなサービスを順次リリースしました。

 

・ウェアラブルデータを活用したメンタル疾患予兆検知アルゴリズムの研究

・生活習慣改善のための支援アプリ「TOMOCO」を活用した実証実験の実施

・約1,000万人分のデータを用いて医療費予測統計モデルの構築

・累積約1,300万人分のレセプトデータと気象データを掛け合わせ、疾患と気象条件の相関関係を統計的に解析することで、片頭痛の発症・重症化リスクを予測するAIモデルを活用したサービスの提供開始

・医師の学術活動を迅速に分析するクラウドサービス 「Doctorna」(ドクターナ)を提供開始

・薬剤比較アプリ「イシヤク」のリリース

・3,500店舗を超える薬局データ提供開始

・150万人の子ども統計ダッシュボード無償提供開始

・医療データに対して機械学習を用いてコロナ重症化リスクを解析

・ビッグデータを活用した臨床試験効率化サービスを開始

・血圧が虚血性心疾患・脳卒中の発症に及ぼす影響について検討

・疾患発症予測AIを用いた「透析・虚血性心疾患予防における医療連携プログラム」の開始

 

当連結会計年度における研究開発費の金額は82百万円であります。

 

(2)遠隔医療

 当セグメントでは、ディープラーニングを中心とするAIテクノロジーを用いた診断アシストエンジンを日々の読影の中で活用できるようにする診断アシストプラットフォーム「AI-RAD」の開発に取り組んでおります。

当連結会計年度においては、新型コロナウイルス肺炎を含む感染性肺炎の画像診断を支援する 胸部X線AIエンジンの薬事承認を日本で初めて取得し、AI-RADでのサービス提供・販売を開始しております。

当連結会計年度における研究開発費の金額は114百万円であります。

 

(3)調剤薬局支援

 当セグメントでは、新製品の開発及び保険調剤薬局向けパッケージシステム関連の研究開発活動をしております。当連結会計年度は主に下記をテーマにした開発を進め、順次サービスリリースを行いました。

・AIを活用した保険薬局のための医薬品需要予測サービスのリリース

・12の検査項目でカラダの健康状態が分かる指標 「健康年齢」を保険薬局向けに販売開始

当連結会計年度における研究開発費の金額は4百万円であります。

 

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