当社の研究開発活動は、実行計画チャレンジ90に掲げたゴム老化防止用ワックス、分子蒸留の2大事業に続く第3の事業として、ライスワックスをベースに当社の得意とする合成技術、配合技術を組み合わせたハイブリッド材料の開発に注力しました。世界的な時流でもある脱炭素社会の実現に向けた製品開発をさらに加速させております。
組織面では開発部隊と営業部隊が一体となって技術商品を作りあげていくことを目的に、これら両部隊を統合した「開発・営業部」を設置しました。これにより、お客様の声をスピーディに開発活動に反映させることが可能となりました。
(1) ゴム老化防止用ワックス
タイヤ向けワックスを専門に生産するタイ子会社の製販は安定し、当社グループ全体としての販売目標を2年連続で達成しました。加えて一部のタイヤメーカーには前述のライスワックスを使用した製品が採用され、サステナブル素材の開発は着実に進んでおります。
(2) 分子蒸留
トナー用途では品質面・供給面においてお客様から圧倒的な信頼を得ており、順調に販売数量を伸ばしております。
(3) ライスワックス
「第一回サステナブルマテリアル展@幕張メッセ」に出展し、当社技術によるライスワックスの機能性発現を紹介したところ、多くのお客様からサンプル依頼をいただきました。各方面からのお客様の関心と市場の潜在性に手応えを感じており、2022年度の事業展開に繋がっております。
当連結会計年度における研究開発費は
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