研究開発活動

5【研究開発活動】

  当社グループは、お客様の立場に立って市場ニーズの発掘に努め、お客様満足度の高い製品を提供し、省エネルギーや環境緑化製品を通じての脱炭素社会と持続可能な地球環境の構築に貢献するため、製造、開発、販売、エンジニアリングの連携を深め、四者一体となって製品および技術サービスの開発・改良に積極的に取り組んでいます。

 

  当連結会計年度の研究開発費の総額は359百万円であり、各セグメント別の研究目的、主要課題、研究成果および研究開発費は以下の通りであります。

 

(1) 断熱関連事業

  耐火断熱れんがおよびリフラクトリーセラミックファイバー、アルカリアースシリケートウール、アルミナ質結晶化ファイバーの全てのセラミックファイバー製品を断熱設計と共に提供できる当社の強みを活かし、コア事業である断熱材事業の基盤をより一層強固にするため、超低熱伝導材料であるマイクロポーラス製品やリフラクトリーセラミックファイバー作業環境規制対応製品である生体溶解性セラミックファイバー(BSSRシリーズ)など、高耐熱化製品を開発してまいりました。

  また、高温域対応のアルミナ質結晶化ファイバーについては繊維素材そのものの高機能化を図り、これを用いた各種製品へ展開を積極的に行います。

  さらに近年、建築材料にはより高い不燃性、耐熱性が求められており、その構成材料として高温ファイバー製品の提供を進めております。

  当事業に関わる当連結会計年度の研究開発費は 321 百万円となりました。

 

(2) その他

  半導体や電子部品は今後も大きく成長する分野であり、関連する熱処理炉用断熱材や軽量セッターなどの製品開発を進めております。

  また、今後拡大が見込まれる次世代自動車関連分野、脱炭素社会実現のための、クリーンエネルギーへの転換ニーズに応えるべく総合的な断熱材料および断熱設計の提供を進めてまいります。

  加えて、高温集塵フィルターには耐震性に優れた新コンセプトの製品化を進めており、触媒向けのエンジニアードファイバー(EF)などの機能性商品の用途開発を強力に推進します。

  当事業に関わる当連結会計年度の研究開発費は37百万円となりました。

 

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