研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

当連結会計年度の研究開発は、3カ年計画(2019年度~2021年度)に基づき、操業の安全性向上を目指した生産技術、リサイクル資源の使用拡大、副産物の用途拡大及び湿式精錬に関する研究開発を推進いたしました。

なお、当連結会計年度に支出した研究開発費は、総額276百万円であり、すべてニッケル事業であります。

 

(1) ニッケル事業

① 操業の安全性向上

操業の安全性向上を目指した生産技術改善に関する研究を実施し、成果については実機に反映する計画としております。

② ニッケルリサイクル資源の使用拡大

製錬コストの低減、天然資源の使用量削減、及び資源循環に向けた取り組みとしてニッケルリサイクル資源の使用拡大に取り組んでおります。

③ スラグの用途拡大

フェロニッケル生産の副産物であるスラグの新たな用途開発に向けて他社と協同で研究開発を継続しております。

④ 湿式精錬技術の研究開発

事業の多角化及び海外事業展開に向けた取り組みとして、湿式精錬技術によるLIB正極材向け原料製造に関する研究開発を重ねてきており事業採算性の評価に着手しました。また、海外事業展開に向けた取り組みとしても湿式製錬の研究開発を進めております。

 

(2) ガス事業

該当事項はありません。

 

(3) その他

溶融スラグ製品の効率的な生産と用途拡大

廃棄物処理によりリサイクル品として産出される溶融スラグ製品について、要求される品質発現と効率的な生産方法の開発や用途拡大に向け研究と検討を行っております。

 

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