研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

当社は顧客第一に徹し、住環境や都市環境の向上に貢献するため、住宅やビル等へ提供する顧客ニーズに合った製品開発に積極的に取り組んでまいりました。当社の研究開発は、既存製品の改良などは元より、新機能の組み合わせや加工技術の考案、アイデアやデザイン面にも重点を置いております。

当事業年度における研究開発費の総額は161百万円で、その内訳は次のとおりであります。

金物分野

72百万円

建材分野

28百万円

エクステリア分野

57百万円

その他

3百万円

 

 

当社は、セグメントのうち、建築関連製品において研究開発活動を行っており、当事業年度の概要は次のとおりであります。

 

(1)金物分野

(ハンガーレール)

ハンガーレールシリーズにおいては、新たな販売市場を開拓するべく製品開発に取組み、商品化を行ってまいりました。また、ドアハンガー関連製品では顧客の要望に応えるとともに、引戸クローザー関連では顧客仕様の製品開発にも取組んでまいりました。

(点検口関連)

様々な顧客ニーズに対応するため、色やデザインの幅を広げる製品開発を実施してまいりました。また、天井点検口などでは、施工方法に対応する部品を充実させ、施工性の向上を図っております。

 

(2)建材分野

外装ルーバー関連製品では、風による騒音を抑える仕様の設定や天井格子ルーバーの構造設定など製品ラインナップの充実を図り、また、下端水切では施工性の向上のための改良を実施するなど、顧客要望に応える製品開発を行ってまいりました。

 

(3)エクステリア分野

(自転車置場関連)

自転車置場ルーフにつきまして、屋根パネル全体をアール形状の仕様したものや後部側屋根にアール加工を施した仕様など、意匠性を考慮した製品ラインナップを揃えるとともに、狭い敷地に対応する奥行サイズの充実を図りました。

自転車ラックでは、市場の自転車の仕様変化に合わせて、製品仕様を変更いたしました。また、スライド式ラックでは、幼児用から電動アシスト自転車までを収納可能な製品を開発し、2段式ラックでは自転車保持の仕方、固定方法や安定性について改良を行いました。

(ごみ収集庫関連)

材料価格の高騰へ対処するため、製品設計及び製造工程の見直しから原価低減を図り、また、顧客の要望に応えるため、カラーバリエーションや奥行きサイズの拡充により選択肢の幅を広げました。

 

 

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