当連結会計年度において、当社グループは変化の激しい時代に対応すべく、グループ各社との連携を深め、将来の利益創出を方向付ける技術開発、商品開発などの研究開発活動を行ってまいりました。研究開発費の総額は
セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) 容器事業
Carbon Neutral、SDGsなど地球環境への意識の高まりから、環境対応を基軸とした製品開発を進めています。
メタル容器においては、市場環境の変化や異常気象など様々な理由で、急速に供給停止あるいは供給不安に陥った資材の代替品への切替えを、速やかに行っています。また、高騰する資材の安価な材料への変更や使用量削減を行い、製品供給の安定化をはかっています。環境負荷低減への取り組みとしては、最軽量缶の開発や塗料の低温焼き付け、塗布量削減、バイオマス材料採用、ガスオーブンを使わないデジタル印刷等によるGHG削減を検討しています。製品開発としては、異形缶技術を応用した持ち易く使い易い缶や開け易い蓋等、お客様の要望に応える製品や、高耐食エアゾール缶の開発等、付加価値の高い製品の開発に取り組んでいます。
プラスチック容器においては、既存分野におけるリサイクルPET材料(rPET)使用製品の拡大を行っています。また、ポリエチレン(PE)リサイクル製品とリサイクルプロセスの開発について着手を始めました。醤油の鮮度保持PET二重容器では、ユーザーの使い易さを向上させたデザインへのリニューアルを実施しました。二重容器をはじめとする自社技術を発展させた環境配慮製品の開発、プロセス開発を行い、新たな事業領域の創出を目指していきます。脱炭素の課題に対しては、使用エネルギーの削減および生産性向上を目的とした生産設備更新の検討を進めています。
研究開発費の金額は、
環境に配慮した充填技術及び新規市場参入のための研究開発を行っております。
研究開発費の金額は、
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