事業の内容

3【事業の内容】

 当社グループは幅広い領域のプロフェッショナルを有し、顧客企業の様々な経営課題に応えられる体制を整えております。また、業務提携・資本投資を含めたアライアンス・ネットワーク活動によって、社外にいる様々な知見保有者とのネットワークを広く築き、価値創造のために必要な能力を社内外から柔軟に調達する「アグリゲーション」のアプローチを重視することで、成果実現のスピードを高めております。

 

 当社グループのサービスの大きな特徴を整理すると以下のとおりです。

 

■幅広い分野のプロフェッショナルが、企業の「3つの変革」を支援

 当社は「クライアント、パートナーと共にSociety5.0の実現とSDGsの達成に貢献する」というミッションのもと、企業のトランスフォーメーションの促進を使命として事業を推進しており、これは「3つの変革によって実現される」と考えています。

 

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■コンサルティング×投資

シグマクシス・グループの事業の軸は、「コンサルティングサービス(株式会社シグマクシス)」と「投資(株式会社シグマクシス・インベストメント)」です。

コンサルティング会社であるシグマクシスは、3つの変革(MX,DX,SX)の推進に加え、プログラム&プロジェクトマネジメント、基幹システムのクラウド化や業務プロセス変革、マルチサイド・プラットフォーム構築、新規事業開発及びその運営といった多様な能力を備えています。単なる課題解決コンサルティングにとどまらず、新たなビジネスモデルの創造に向けた企業間連携や、ジョイントベンチャー設立のシナリオを描き、シグマクシス・インベストメントによる投資と連携して価値創造に当事者として取り組みます。シグマクシス・インベストメントは、投資案件を拡大すると共に、シグマクシスの能力を活用して企業のバリューアップを支援します。投資を通じて社会における新たな価値創出を推進し、シグマクシス・グループが目指す3つの変革実現に貢献します。

イノベーションは、人・組織のネットワークとコラボレーションから生まれます。シグマクシス・グループは、コンサルティング能力と投資能力を目的に応じて自在に掛け合わせ、グループ各社が有する幅広いネットワーク力を生かしながら、新しい価値の創造に取り組んでいます。

 

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■シェルパとして、コラボレーションで成果実現

 当社は顧客にとっての「シェルパ」であることを目指しています。エベレストの登山家にとってシェルパとは、登頂という成果、時にはリスクも共有しながら下山までを共に行動する存在です。これを企業の価値創造においても同様と考え、経営者が抱える大きな経営課題を解決するための事業戦略の立案・策定、ビジネスモデルの設計、事業運営基盤の設計・構築・導入までを共に行い、互いの能力・強みを活かしたコラボレーションにより成果を実現します。また、顧客企業の経営課題解決レベル及びスピードの向上を目的とし、多様なスキルのプロフェッショナルが1つのチームを形成してプロジェクトを実施しています。

 

■スピード重視のイノベーション創発

 新しいテクノロジーを活用した新規事業・商品・サービス開発においては、事業のアイデアについて、顧客やビジネスパートナーも交えながら小さな単位でトライアルを繰り返し、本格的な事業化につなげていくというスピード重視のアプローチを通じて、市場環境の変化に対応したイノベーション創発を支援します。

 

■アライアンス・ネットワークを活用した事業投資・運営

 コンサルティングサービスで培った知識、経験、ネットワークを活用し、企業やビジネスパートナーとの共同出資によるジョイントベンチャー、ジョイントビジネス、そしてインキュベーションなど、事業投資を行っています。資金だけでなく人財やノウハウも投じ、立ち上げた事業の運営にも参画することで、市場に新たな価値を創出すると同時に、コンサルティング人財が事業投資や経営の経験を積む機会を生み出しています。

 

■アグリゲーションでエコシステムを構築し、価値を最大化

 成果を出すために必要な能力は、企業、個人に関わらず社内外から集めて組み合わせ、最適なプロジェクトチームを柔軟かつスピーディに組成します。当社は、ビジネスモデル実現に向けて変革シナリオを策定すると共に、自社、ビジネスパートナー、顧客企業や投資先を含む、社内外に広がるネットワークを活用して、強力なリーダーシップでコンサルティングサービスを実行するとともに、さらなるネットワーク拡大のためのアライアンス・ネットワーク活動を行いエコシステムを構築します。

 また産業全体の変革シナリオを描き、企業間連携などを通じたイノベーションの創発や社会課題の解決を目指し、ビジネスコミュニティの運営も行っています。

 

 当社グループのコンサルティングサービスにおける主なスキル領域を整理すると以下のとおりです。顧客企業の取り組むテーマに応じて、各スキルのプロフェッショナルを組み合わせ、プロジェクトを組成して実行します。

 

■インダストリーシェルパ(業界特性と業務プロセスを理解し、変革シナリオを描く)

 ・小売・流通

 ・航空

 ・製薬

 ・金融・銀行

 ・公共

 ・通信・プラットフォーム

 ・放送・広告

 ・サービス

 ・デジタルメディア

 ・保険

 ・製造

 ・ユーティリティ

 ・商社

 ・運輸

 ・交通

 

■デジタル&SaaSシェルパ(デジタルテクノロジーの実装およびSaaS化で企業の変革を推進する)

 ・プロジェクトマネジメント

 ・ベンダー(外注先)・マネジメント

 ・ステークホルダー(利害関係者)・マネジメント

 ・インテグレーション(統合)・マネジメント

 ・チェンジ・マネジメント

 ・SaaSソリューション

 ・SaaSインテグレ―ション

 ・アジャイル開発マネジメント

 ・デジタルアーキテクチャー

 ・デジタルアプリケーションデザイン

 ・プロセスデザイン

 ・AI

 ・IoT&ロボティクス

 ・サービスデザイン

 ・ITプランニング

 

■ヒューリスティックシェルパ(「3つの変革」の推進/人と組織のイノベーションでCxOアジェンダを解く)

 ・マネジメント・トランスフォーメーション

 ・デジタル・トランスフォーメーション

 ・サービス・トランスフォーメーション

 ・ビジョンフォレスト(アートを活用した組織変革プログラム)

 ・組織設計

 ・マルチサイド・プラットフォーム

 

■先端技術応用研究所(最先端技術の研究とビジネス応用のための実証実験/テクノロジー企業とのネットワーク構築)

 

■投資事業

 ・事業投資

 ・ジョイントベンチャー設立

 ・インキュベーション

 

■その他

 ・M&Aアドバイザリー

 ・グローバル財務管理サービス

 

 

[SDGs/ESGへの取り組み]

 

企業の価値を財務価値と非財務価値を総合したものと捉え、SDGs(持続可能な開発目標)、並びにESG(環境、社会、ガバナンス)を重視して事業を推進しております。

 

サステナビリティ委員会設置

2022年3月期にはサステナビリティ基本方針を制定し、サステナビリティ委員会を設置しました。気候関連課題をはじめとしたESG・SDGs関連の重要課題の検討やリスクモニタリング、取締役会への定期的な報告を通じて、ESG・SDGsへの取り組みを強化しています。

 

 

 

 

 

 

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B Corporation認証を取得

2022年1月、シグマクシス・グループの事業及び活動に対し、米国の非営利団体B Labによる国際的な認証制度に基づく「B Corporation(Bコーポレーション)認証」を取得いたしました。B Corporation認証とは、環境や社会への配慮、経営の透明性、事業の持続可能性などにおいて優れた、公益性の高い企業を認証する制度です。当社グループの認証取得は、日本の上場企業としては初となります。

 

当社グループのESG・SDGsへの取り組みやKPI(非財務目標)の目標値などの詳細、

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)が推奨する開示項目に関する当社の情報は

https://www.sigmaxyz.com/company/sdgsesg/ にてご確認いただけます。

 

 

 

[事業系統図]

 当社の事業の系統図は次のとおりであります。

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(注)※連結子会社

 

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