研究開発活動

5 【研究開発活動】

当社及び連結子会社は、NC(数値制御)工作機械の多様化したユーザーニーズ(高速化、高精度化、高機能化、複合化、自動化、低価格化)に対応すべく新製品の開発、新仕様の開発を行っております。

当連結会計年度の研究開発活動は、当社及び台灣瀧澤科技股フン有限公司の研究開発部門により推進されており、研究開発費総額は991百万円であります。

 

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

① 日本

欧州を中心とするバー材を材料とした一般機械産業向けの複合加工機市場のボリュームゾーンをターゲットにしたTM-2000Y2を開発し、販売を開始しました。

人手不足という社会ニーズへ柔軟に対応すべく多品種少量、変種変量生産に特化したセル方式の協働ロボットシステムTR-10Wを開発し、ロボット稼働のためのオリジナルソフトTR-AIDXも合わせて開発しました。

欧州を中心とした市場における高付加価値部品加工に対応するため、工具主軸・下タレット付同時5軸複合加工機であるTMX-4000のソフトウェアを更新し、操作性の改善を図りました。また、同機種の国内販売も開始しました。

国内、中国、アジア市場のトラック・建機市場をターゲットとして開発しましたTK-2100/2600に加工長さの長いハイコラム仕様と最大加工径を拡大したバリエーションを追加し、幅広いニーズへの対応を可能にしました。
 その結果、当連結会計年度の研究開発費は512百万円となりました。

② アジア

台灣瀧澤科技股フン有限公司において、複合旋盤NⅩシリーズの製品を開発しました。

また、既存製品であるEX、FX、LX等の製品については、顧客ニーズに対応するため、複合化、シリーズ化等の改良を行ってまいりました。その他、製品のモジュール化、精度向上に向けた研究も行っております。

その結果、当連結会計年度の研究開発費は479百万円となりました。

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