課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

 当社グループは、グローバルエンターテインメント企業として「楽しさ」を創造し、「夢のある社会」創りに貢献することを経営の基本方針としております。

 具体的には、パチスロ・パチンコ機及び周辺機器等の研究・開発・製造・販売を行うメーカーとして、ユーザーの皆さまに「楽しい!」を提供してまいります。また、フィリピン・マニラにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開していくことで、多くのお客様へ魅力あふれる総合的な「エンターテインメント」を体験していただくことを通じて、世界中の皆さまを魅了してまいります。

 

(2) 経営戦略等

 遊技機業界は、少子化やレジャーの多様化、遊技人口の減少、新型コロナウイルス感染症の影響による集客や稼働の低下を要因とした店舗数の減少等を背景に、緩やかな縮小傾向にあります。加えて、ホール経営を下支えしてきた旧規則機が2022年1月末に撤去期限を迎えたことにより、完全に新規則機市場へと移行しました。当社グループは、過去の規制強化の時期においても、一時的な落ち込みはあったものの画期的なシステムや魅力的な製品開発に成功し、業界を牽引してきた実績があり、新規則機においても、既にホール経営への貢献度の高い独自性のある遊技機を提供している実績があります。今後も、コンテンツの強みや高い技術力を活かし、ユーザーの皆様に「楽しい!」を提供する魅力あふれる製品の開発とともに、エンジニアリング面におけるコストダウン強化等に注力し、業績の維持拡大に努めてまいります。

 またフィリピン、マニラ・ベイ地区にて展開している統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」ではカジノ事業拡大を推進しております。非カジノ部門のホテルにおいては、独創的な客室・最高級のホテルサービス、飲食においては、ミシュランシェフのレストランやビュッフェを充実することにより、アジア諸国からのVIP客に加え、多くの国内客も取り込むことで営業規模を広げており、世界でも有数の最高級エンターテインメント・リゾート施設を目指してまいります。

 

(3) 経営環境

 遊技機事業においては、ギャンブル等依存症対策基本法への対応の一環としてパチスロ・パチンコ双方への改正規則が施行され、市場に設置されている旧規則機の設置が2022年1月末で終了し、新規則機市場へ移行するという、遊技機業界にとって大きな変革期を迎えました。また、パチスロ機においては、現行の6.2号機に変わる新たな新基準6.5号機やメダルレス遊技機等の開発も進んでおります。このような市場環境の大きな変化は、画期的なシステム、コンテンツやソフトの充実、技術力を活かすことで新たな販売機会となり、販売シェアの向上に繋がります。当社は、市場環境・開発環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、ホール経営への貢献度の高い魅力ある遊技機の開発・販売に努め、当社グループの遊技機の優位性を示してまいります。またその魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献してまいります。

 統合型リゾート(IR)事業においては、フィリピンのカジノ市場の低いカジノ税率、法人税免除等のタックスメリット、安価な人件費等、他国に比べて優れた事業環境に加え、マスマーケットの拡大と来訪客増加等によって高い成長率を維持しておりました。統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、フィリピン政府の規制のもと運営を続けております。フィリピン政府は2022年2月27日、新型コロナウイルス感染者数の減少により、3月1日から31日までマニラ首都圏における警戒レベルを2から1へ引き下げることを発表しました。これにより、カジノを含める全てのビジネスが100%を上限として運営できることになりました。ただしこれらのサービスは引き続き2回のワクチン接種を完了しているゲストに限られます。

 フィリピン国内においては、感染者数が減少傾向にあるものの、依然として新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない状況です。オカダ・マニラは、フィリピン政府の各規制に柔軟に対応し運営してまいります。また、引き続き感染防止の観点から衛生管理を高い水準で維持してまいります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

①遊技機事業

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、パチンコホールの集客や稼働の低下を招いており、経営環境は依然として厳しい状況が続いております。また、これまでホール経営を下支えしていた旧規則機が2022年1月末に撤去期限を迎えたことにより、完全に新規則機市場へと移行しました。そのため、パチンコホールは新台入替に対し慎重な姿勢を強めており、遊技機メーカーは、よりホール経営への貢献度の高い魅力ある遊技機の開発・販売を求められております。当社は、独自性のある魅力的な遊技機創出と生産体制の活用をもって、引き続きホール経営への貢献度が高い遊技機を提供することで、当社グループの優位性から販売シェアの向上を図り、提供したホール貢献度の高い遊技機を通じて市場活性化に努めてまいります。

 

②特許戦略

 かねてから当社グループは、知的財産の創出と保護の重要性を認識し、特許申請書類の標準化などによって、より多くの優れた発明の権利化のための仕組み作りを進めてまいりました。また、それぞれの発明を技術分野ごとに取りまとめて出願する体制を確立することにより、申請書類の内容を充実させ、出願数に対する登録数の割合の向上を図ってまいりました。当社が取得した特許及び特許出願中の技術は、他社と比較しても極めて有効で実利的な内容であり、これらを最大限自社製品の開発に活かし、製品付加価値を向上させることで、他社製品と技術面での差別化を図り、当社グループの事業における優位性を確保してまいります。さらに、特許ライセンス収入の確保を目的とした、特許活用戦略及び権利侵害に対する権利行使を強力に推進してまいります。

 

③統合型リゾート(IR)事業

 当社グループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」につきましては、最高級のホテル、国内外からの全てのお客様にご満足していただけるように、世界各国の料理を提供するファインダイニング、高級商業施設、世界最大級のマルチカラーの演出による噴水「ザ・ファウンテン」、東南アジア最大級のナイトクラブやビーチクラブを有する全天候ドーム型施設「コーブ・マニラ」等の施設を完備しており、全てのお客様に最高級の“非日常”を提供し続けることを目指しております。今後も、VIP専用カジノを含むゲーミングエリアの拡充やレストランやショッピングモールの整備により、入場者数、宿泊者数の増大を図ってまいります。

 

(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 遊技機事業においては、市場調査と営業体制のさらなる強化を図るとともに、多様化する市場ニーズにマッチしたパチスロ・パチンコ機を提供することで販売台数を確保し、市場シェアNo.1の地位を獲得します。また、業務効率の向上による筋肉質な経営体制を築き、安定的な黒字体質の構築を図ってまいります。

 フィリピンにおける統合型リゾート(IR)事業においては、調整後EBITDAを指標としてまいります。

 

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