研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

当社グループの研究開発活動は、お客様に価値を提供できる商品の開発、新規分野製品向けの商品の開発、そのために必要となる要素技術の開発を行っております。本活動の当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は4,571百万円(売上高比率4.5%)であります。研究開発活動の成果としての工業所有権総数(国内外の特許+意匠権)は当期末において1,845件となりました。

 

(1) 当社グループ全社に共通した研究開発活動

① 本社の研究開発活動

お客様ニーズをベースに、新製品を支える基盤技術のさらなる向上とともに差別化に必要なコア技術の研究・開発に取り組んでおります。また、お客様の課題を解決するために営業、開発及び製造の連携強化を推進しております。

② 環境に配慮した研究開発活動

2009年3月から「JUKIエコプロダクツ認定制度」をスタートし、当連結会計年度は13機種が認定されました。環境対応として、「JUKIグループグリーン調達ガイドライン」に基づき製品への有害物質及び高懸念物質不使用による環境安全・保全性の向上に引き続き取り組みます。小型・軽量化による省資源化、高効率制御による省エネ化など、今後も高いレベルでの技術開発を進め、6つの変革の一つとしてSDGs経営Xの狙いとする“持続可能”な経営の実現に向け取り組んでまいります。

 

(2) セグメント別商品開発活動

① 縫製機器&システム事業

工業用ミシンでは、段取り替えしやすいデジタルピッチを搭載した高速一本針自動糸切りミシン「DDL-900Cシリーズ」をボリュームゾーン向けに開発、直感的な操作を可能とするUI実装パネルを搭載した電子鳩目穴かがりミシン「MEB-3200Cシリーズ」や大型タッチパネル化で作業効率を改善したエッジコントロールシーマ「AE-200ANシリーズ」を開発しました。また、ネットワークシステム「JaNets」の更なる展開で縫製工場全体の「つながる・見える」でお客様の生産効率を最大化してまいります。

家庭用ミシンでは、操作性を大幅に向上させる糸通し機能を搭載した家庭用小型ロックミシン「MO-2800」を開発しました。

今後もお客様のニーズに一早くお応えするため、商品開発に積極的に取り組んでまいります。

② 産業機器&システム事業

実装機では電子部品の高速搭載を進化させ、生産性を大幅に向上させた高速モジュラーマウンタ「RX-8」、手挿入部品の自動化を実現するJMシリーズよりマルチタスクプラットフォーム「JM-50」を開発し、これら個々の製品群を実装統合システム「JaNets」で管理することで工場全体の生産性向上を提案できるように取り組みました。

また、独自の光学技術をベースに、キズ、変形などの不良の有無の検出や金属部品の寸法、形状などの計測を実現する外観検査機「SE-1000」を開発し実装分野に留まらず、新たな分野へと技術を発展させ、工場内のあらゆる工程を融合し、お客様に対して価値あるソリューション提案を行ってまいります。

 

(3) 海外開発拠点商品開発活動

中国、ベトナム、ヨーロッパ、アメリカに開発拠点を設置し、市場に密着した活動を通してお客様のニーズをすばやく取り入れ、商品開発に取り組んでまいります。

 

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