当社グループは、紙幣・硬貨の計数、搬送、集積等で培われた媒体処理技術(メカトロ技術)、さらには認識・識別技術を当社のコア技術と捉え、それら技術を徹底的に追求していくことを研究開発の基本方針としております。また、認識・識別技術等のコア技術をベースに、顔認証技術等のバイオメトリクス関連の研究にも積極的に取り組んでおります。
現在、当社を中心に研究開発スタッフ1,263名(グループ従業員の約12%)を擁し、基礎研究分野から製品の開発、設計までを手がけており、当連結会計年度の研究開発費の総額は、
当連結会計年度におけるセグメントごとの研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。
(1)金融市場
使いやすさはそのままに、鍵管理の基本機能に特化し、コストを抑えた「廉価版鍵管理機<Keyリリーフ>」を開発いたしました。
研究開発費は、
(2)流通・交通市場
商業施設のディベロッパーの精算業務の自動化・効率化を実現する「テナント精算業務システム<れぽこれ!>」を開発いたしました。
研究開発費は、
(3)遊技市場
お客様の賞品交換をサポートし作業効率アップに貢献する「セルフPOS<ISP-351>」を開発いたしました。
研究開発費は、
(4)海外市場
金融機関向けに、多様化する銀行ニーズに対応しグローバルに展開可能な「テラーキャッシュリサイクラー<GLR-200>」を開発いたしました。また、流通店舗向けに、セキュリティ性の向上と、製品ラインナップを充実させた「リテールキャッシュリサイクラー<CI-10X/500X>」を開発いたしました。
研究開発費は、
その他の事業では、システムインテグレーターやシステム開発会社などが製品やシステムに「顔認証」の機能を容易に実装できる「顔認証ソフトウェア開発キット」のマスク着用時における処理速度を大幅に向上した新バージョンを開発し、提供を開始しました。
その他の事業セグメントにおける研究開発費は、300百万円であります。
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