研究開発活動

5 【研究開発活動】

当社は、「医療を支え、世界の人々の健康に貢献する」との企業理念を掲げ、医療の質の向上と医療コストの削減に寄与する製品・サービスを提供するという考えに基づいて企業活動を行っております。血液検査が行われる病院の臨床検査室全体をカバーする製品(C・A・C・L)を中心に研究開発することを基本方針としており、主な開発製品、担当部門及び事業所は次のとおりであります。

(1) 「臨床検査試薬:Chemicals」・・・開発本部(湘南サイト)

(2) 「検体検査装置:Analyzers」・・・開発本部(湘南サイト)

(3) 「臨床検査情報システム:Computers」・・・営業統括本部営業第一部LISユニット(横浜本社他)

(4) 「検体検査自動化システム:Lab-Logistics」・・・開発本部(湘南サイト)

各開発部門は営業統括本部とともに市場動向や顧客ニーズをいち早く収集・共有し、当社独自の技術力の向上を図り、大学等の研究機関との連携、必要な開発業務委託等を行いながら製品開発を進めております。

  

中期経営計画に基づく研究開発戦略につきましては、次のとおりであります。

(1) 海外の規制、ニーズに対応した製品開発

中国事業展開に向けた「CLINILOG V4」のパッケージ製品の販売に向けた開発の強化

(2) 臨床検査室のIT化・自動化を推進する新製品の開発

製品開発が完了した「CLINILAN GL-3」に付随する3つ(輸血・細菌・感染症)の製品の安定化
 その他付加価値の高い次世代システムを継続して開発
 分析前工程統合管理モジュール「MPAM+(エムパム・プラス)」の次世代機種の開発

(3) 製品の品質強化と生産性向上に向けた開発

電解質センサーの品質向上を進め、他社との差別化を強くする
 製造・サービスが一体となった開発体制の構築

(4) 血液検査事業における既存製品の後継機種・改良品の開発

既存製品の改良製品を最適なタイミングで開発

(5) 知的財産権の強化

独立した体制を構築し、開発部門との連携強化により、社内知的財産の価値活性化を図る

 

当事業年度内に製品開発が完了した製品は次のとおりであります。

(1) 電解質分析モジュール EAM07(OEM供給品)

(2) 電解質分析モジュール EAM08(OEM供給品)

 

当事業年度における研究開発費の総額は987,202千円となっております。なお、当社は主として臨床検査に関する製品及びサービスを顧客に提供する単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

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