研究開発活動

5 【研究開発活動】

当連結会計年度の研究開発の特徴は、CS指向を基本に環境に配慮した新製品を開発し、タイムリーに市場へ提供する点を、前連結会計年度同様重要課題に活動してまいりました。特に多様化する顧客ニーズに対応するため、要素技術・素子技術・加工技術・回路技術・自動化技術を駆使した製品開発を指向し、高機能化・小型化・省電力化に努めてまいりました。

また、産学共同研究で進めてまいりました新ヒーター素子の開発が終了し、商品化に向け準備を開始しました。

 

当連結会計年度中に支出した研究開発費の総額は339百万円であります。

当連結会計年度末現在、所有する産業財産権は、特許権:国内31件・外国73件、意匠権:国内11件・外国29件、商標権:国内8件・外国17件であります。

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

(1) 可変抵抗器関連

1.民生用可変抵抗器や回転スイッチは、引き続き優れた感触機構と堅牢性をキーテクノロジーとして横展開を行い、更に耐熱性を向上させ国内外の大手無線機メーカーに採用拡大が決まりました。

2.環境対応として半田レス接続を可能とする民生用可変抵抗器や回転スイッチの開発を進めております。

3.有害物質使用制限指令(RoHs2)に対応する製品の開発に取り組んでまいりました。

研究開発費の金額は23百万円であります。

(2) 車載用電装部品関連

1.車載用角度センサは、環境規制に対応した新しいシステムに使用される 小型バイク用 角度センサの開発が

進行中で生産開始に向けて、金型・生産設備の準備を進めております。

2.車載カメラ用フィルムヒーターは、新規車両メーカーへ納入が開始し、順次 新車両へ搭載が始まりました。

この他にも、次期モデルの開発も進め量産準備が完了致しました。

また、電気自動車や自動運転に向けた、先進運転支援システム(ADAS)に関わる車載用フィルムヒーターの開発も進めております。

車載カメラとは異なる領域で使用される、車両用ヒーターの開発も進めております。

また、住宅建材で使用されるヒーターも採用が確定し、量産に向けた準備を開始しております。

研究開発費の金額は172百万円であります。

(3) その他

金型・生産設備等の設計開発に取り組んでおります。

研究開発費の金額は65百万円であります。

株式会社ワコーテックと協業契約を行い、力覚センサの生産販売に向けて準備を開始し、国際ロボット展へ共同出展を行いました。

 

※また、上記の(1)(2)(3)共通の開発費として78百万円があります。

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