研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループにおける研究開発活動は下記基本方針を掲げ、SSP、サーマル、メディカル、消防ポンプそれぞれの部門における製品に関わる開発や各種製品の品質・信頼性の改善及び生産性向上を図るための開発を実施しております。なお、PWBA部門は研究開発活動を行っておりません。

 また、当連結会計年度においても、FENWAL CONTROLS OF JAPAN(H.K.),LIMITED(日本芬翁(香港)有限公司)及びFENWAL CONSULTING(SHENZHEN)CO.,LIMITED(深圳芬翁信息咨詢有限公司)は研究開発活動を行っておりませんので、以下、当社(提出会社)及び株式会社シバウラ防災製作所におけるその活動状況について言及しております。

 

研究開発活動基本方針

 1 熱のコントロールを目的とした、高付加価値で創造的な製品とシステムの開発

 2 ソフトウエア及びエレクトロニクス技術をベースにした機器制御に関する顧客満足度の高い製品の研究開発とその応用

 3 自社のコア・テクノロジーと外部の優れた技術の組み合せによる複合的な技術の創出

 当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動の経過及び成果は次のとおりであり、当連結会計年度における研究開発費の総額は402百万円であります。

SSP(Safety Security Protection)部門

 SSP部門では、自動火災報知設備、消火設備、産業用異常検知システム等の市場動向を視野に入れ、お客様に安全、安心をお届けすべく、製品の基本性能及び品質向上に向けた基礎研究を行っております。

 当連結会計年度は、自動火災報知設備にかかる中継器の後継機種及び感知器のリニューアルに向けた製品開発を継続して取り組んでまいりました。

 また、産業用異常検知システム及び最新規格での防爆型煙感知器の開発にも着手しており、一部製品の生産に向けた準備を進めております。

 当連結会計年度における研究開発費は168百万円であります。

 

サーマル部門

 サーマル部門では、半導体製造装置市場の動向を視野に入れ、高性能化する半導体製造装置用の熱板及びヒーターの基礎研究を継続しております。

 当連結会計年度は、主力製品である熱板の特定顧客及び市場ニーズに合わせた機能、性能の向上を目指した製品開発を継続しております。また、温度調節器のリニューアルも順次実施しております。

 当連結会計年度における研究開発費は78百万円であります。

 

メディカル部門

 メディカル部門では、透析治療に関連した現場のニーズから、新たなセンシング技術と蓄積されたソフトウエア技術で、安全・安心を実現する医療機器の基礎研究を行っております。

 当連結会計年度は、新型透析装置に向けに開発した機能ユニットとソフトウエアの最終評価を終え、市場に展開しております。また、その他の医療機器の新規開発、従来の要素部品の改良開発、制御ソフトウエアの開発を継続して進めております。

 当連結会計年度における研究開発費は92百万円であります。

 

消防ポンプ部門

 消防ポンプ部門では、消火消防用機器、防災減災用機器等の市場動向を視野に入れ、製品の使いやすさや品質の改善・向上に向けての取り組みと共に、各商品の将来に必要な要素の面から基礎研究を行っております。

 当連結会計年度は、空冷式及び水冷式消防ポンプのモデルチェンジ等への取り組みを継続しております。

 当連結会計年度における研究開発費は63百万円であります。

 

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得

お知らせ

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得