課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針・経営戦略等

当社グループの企業理念は、「タツミは、タツミを愛しささえる人々とともに、社会と環境に調和した技術の創造を通して、お客様に満足と信頼を提供します。」を基本理念として、

  1. 選ばれる企業をめざし、価値ある商品を提供する。

  2. 固有技術を磨き、市場開発に挑戦する。

  3. 人を活かし、人に生かされる企業となる。

  を経営理念として、「夢 挑戦 スピード」を行動理念として掲げております。

この経営理念を踏まえ、当社グループは、このたび、2030年における当社グループの「ありたい姿」として、長期ビジョン「タツミビジョン2030」を策定しました。総括ビジョンは「新しい社会に調和したモノづくりを通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、関わる人々を笑顔にする企業グループを目指します」であり、今後も引き続き、顧客、仕入先、株主、従業員、地域社会の各ステークホルダーに対する責任を果たしつつ、企業として更に成長をしてまいりたいと考えております。

なお、当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、製造業の本来の利益を示す「売上高営業利益率」を重要視しております。

 

(2) 経営環境及び対処すべき課題

当社グループの主要顧客であります自動車業界におきましては、CASE(Connected、Autonomous、Shared/Service、Electric)やMaaS(Mobility as a Service)に代表される大きな変革の時代を迎え、当社を取り巻く事業環境も大きく変化するものと予想されます。

このような変化に対応し、更なる成長を遂げるため、2020年度から2024年度を対象とする中期経営計画を推進しております。「グローバル競争力の再構築(企業体質の変革)」をスローガンとして、
  1.身の丈に合った組織と業務の変革を図り、営業黒字の体質を構築する。
   2.クルマの電動化・軽量化に対応した新加工技術の開発により、お客様満足度向上を図る。
   3.IoT・Robot活用により、高効率かつ魅力ある品質を提供できる生産体制を構築する。
   4.全員参加の小集団活動を基本とし、個の成長と3拠点の現場改善力を高める。
 これらを経営方針として掲げ、諸施策を確実に実行することで、業績および企業価値の更なる向上を図ってまいる所存であります。

また、当社は、2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴う市場選択につきまして、2021年11月に「スタンダード市場」を選択するとともに「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」を同取引所に提出いたしました。この計画書に基づき、①新分野・新規取引先の開拓による受注拡大、②不採算製品の見直し・ビジネス撤退、③新規技術開発に取り組み、業績回復を図ってまいります。

 

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