文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
「お客様にありがとうと言われるような販売を続ける」という社是のもと、良い商品づくりをすすめ、お使いになられたお客様が充分に納得し、ご満足されることを使命として「利益ある成長」を続ける「強くて良い会社」を目指しております。
当社の組織運営においては、スタッフ効率(店舗スタッフ一人当たり売上高)をもっとも重視しており、この結果を表わす経営指標が営業利益率となります。
当期の営業利益率は、2.3%でありますが、営業利益率5.0%を目標として、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
当社の経営理念である「美しさと健康と快適な生活を願われる人々のために、優れた商品と真心のこもったサービスを提供する」のもと、主力事業であるスキンケア・バス・ボディケア商品等の物販事業においては、多くの女性に支持される店舗及び商品開発に注力し、新規客様との接点を拡大し、安定的な売上増及び利益増を目指してまいります。
また、新型コロナウイルス感染症の収束後の社会や経済の在り方が大きく変わっていくことが予想され、EC事業を確実に加速してまいります。
国内景気は、新型コロナウイルス感染症の先行きが見通し難いうえ、ウクライナ情勢の影響及びエネルギー関連を始めとした諸物価の上昇など不透明な状況が続くものと思われます。当社につきましては、この状況下でさらなる業績回復並びに業容の拡大に努めること注力しつつ、デジタル化を推進し業務の効率化や店舗サービスの向上を図ります。またサステナビリティの向上にも着実に取り組んでまいります。
ハウスオブローゼ直営店につきましては、既存の「ハウスオブローゼ」、指向性の高い都市型百貨店向けの「Be-Prime」及びOh!Baby商品を中心とした半セルフの「Oh!Baby」という3ブランドショップ展開を進め、各々特長を生かしながら幅広い顧客層にアプローチし、総顧客数の増加とお客様の満足度向上を図ります。そのため「販売教育部」を設置し、販売教育のさらなる強化と販売スタッフ育成に注力すると共に、ブランドごとに「1店舗当たり売上高」及び「スタッフ当たり売上高(スタッフ効率)」の伸長に取り組んでまいります。「ハウスオブローゼ」「Be-Prime」では、スキンケア化粧品のさらなる販売強化に努めつつ、全てのショップにおいて効率化を進め利益の改善を図ります。また「Oh!Baby」では新商品シリーズを発売し、商品構成のさらなる充実と強化を図ります。さらにSNSを始めとして発信力を強化し、各ブランド知名度の向上にも取り組んでまいります。一方、サステナビリティ推進の一環として、商品構成の見直しや店舗備品の素材等の見直しも進めてまいります。
EC事業は、2023年3月期に開設したZOZOコスメサイトの育成を図ると共に、自社ECサイトを始めとした既存サイト各々の特色を生かした展開を行い、さらなる売上伸長を図ります。また新商品であるOh!Babyシリーズ商品の販売強化を始め、通販限定企画等諸施策の強化やコンテンツの充実を進め、受注数並びに会員数のさらなる増加を図ります。
リラクゼーションサロン事業は、接客力や技術力をさらに向上させることでリピート客の増加に努めます。ロングコースを中心に販売促進を強化する一方、コースメニューの見直しを行いつつお客様の満足度を高めてまいります。またオンライン予約システムについては内容を充実させ集客増を図ると共に、さらなる効率化を推進します。
カーブス事業は、スタッフ数の適正化に努めつつ会員一人ひとりに対するサポートを強化し、退会者の抑制と共に新規会員数の増加を図ります。また会員数が伸び悩んでいる店舗については、移設を検討し会員数増を目指します。一方、カーブスジャパンのTVCMも引き続き入会者の増加に資するものと期待し、2023年3月期末会員数を10,000名と見込んでおります。
個人オーナーや販売スタッフ派遣店舗に対しては、コロナ禍で遅れ気味だった販売教育の強化に取り組むと共に売上上位店舗への販促施策を拡充し底上げを図ります。またセルフ販売型の「リラックスタイム」については、さらなる拠点数の増加を進めると同時に、店舗管理と販売指導を行うラウンダーを強化し、1店舗当たりの売上増加と店舗の活性化に努めます。その他一般卸に関しても新たなチャネル拡大に取り組み、さらなる売上増加を図ります。
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