研究開発活動

5【研究開発活動】

 (研究開発活動)

 当社グループは、すべてのステークホルダーの「夢」を実現するために「新しい遊びの価値」を創造することを企業理念として、アソビ心をもつ世界中の全ての人々に向けて「ワクワク・驚き・感動・笑顔」を提供するための研究開発活動を行っております。

当社グループがこれまでに育成した商品・ブランド及びそれらの開発過程で蓄積した経験・ノウハウを活かし新たなコンテンツの創出に注力しております。特撮テレビドラマシリーズでは5作品目となる『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!』において、劇中のキャラクターへのなりきり遊びが楽しめる商品など関連玩具を発売いたしました。定番商品においても商品の拡充を図り、「トミカ」ではNFCチップ搭載で専用アプリとデータ連動が楽しめる「スーパースピードトミカ」とデジタルラップカウンターが白熱のレースバトルを盛り上げる「トミカスピードウェイ 実況サウンド!デジタルアクセルサーキット」、「プラレール」では電池なしで電動走行する「電池いらずで出発進行!テコロでチャージ」シリーズ、そして「リカちゃん」では、付属のマジックヘアアイロンに髪を挟んで引っ張るだけで、髪を最長約30㎝前後まで伸ばすことができる「マジックロングヘア リカちゃん」など、新たなギミックで遊びの幅を広げるとともに、ブランド価値の向上を図りました。また、新規商品としては、液晶画面の中のキャラクターと直接触れ合っているかのように遊べる新触感液晶玩具「ぷにるんず」や、特殊な”スペシャルホイール”を用いることで可能となった縦横無尽な走りと、白熱のレーザーシューティングバトルが楽しめる新感覚RC「縦横無尽!ガンガンタンク レーザーバトルセット」を発売しました。さらに、新規事業領域拡大を図るため、顔認識機能搭載のコミュニケーション人形「うちのあまえんぼ あみちゃん」を発売いたしました。また、当社がJAXA等と共同開発した超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q」がJAXAの小型月着陸実証機「SLIM」に搭載されることになり、開発には当社の玩具作りにおいて培われた小型化、軽量化の知見と、変形機構に関わる技術が活用されました。㈱タカラトミーアーツでは、プリティーシリーズ10周年記念作品『ワッチャプリマジ!』を業務用キッズアミューズメントマシンで展開し人気を集めるなど、時代を捉え子どもだけでなく大人も楽しめる新商品開発やビジネスの展開に取り組みました。

 これら当社が進める商品開発においては、厳格な独自の社内基準のもと自社検査体制を充実させ、商品の品質向上とお客様の安全確保を最優先する商品開発を進めるとともに、商品の企画開発段階から機能とコストの最適化を図るバリューエンジニアリング(VE)活動を推進しております。

  当連結会計年度における研究開発費は4,607百万円であります。

 なお、研究開発活動については、特定のセグメントに関連付けられないため、セグメント別の記載は行っておりません。

 

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