研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループは、「独創の技術と最高の製品で世界に貢献する」との経営理念に基づき、常にお客様のニーズと安全・安心に対応しつつ、研究開発活動を行っております。

現在の研究開発活動は、スポーツ用品事業で行っており、提出会社の本社製品開発部・ウェア開発部、新潟工場技術開発第一部・第二部、研究開発室及び東京工場技術開発部、研究開発室を中心に協力提携しながら、新製品、新商品及び新技術の開発を推進しております。

なお、スポーツ施設事業では、研究開発活動は行っておりません。

当連結会計年度における研究開発費の総額は1,451百万円であり、スポーツ用品事業の主な成果は次のとおりであります。

(1)パワーと柔らかな打球感を両立したテニスラケットの開発

(品名:EZONE 98・100・105シリーズ)

シャフト部には変形からの復元力を飛躍的に向上した新次元カーボン「2G-Namd™ Speed」(※1)を搭載し、適度なしなりで柔らかさを維持しながら、より高い反発性能を発揮。さらにシャフト下部に断面積を大きくした凸形状により剛性を高めた新構造で面安定性を高めオフセンターでも打ち負けない飛びを実現。パワーと柔らかな打球感を両立し、シリーズ最速のボールスピードを生むテニスラケットを開発、発売。

※1 Namd™は、ニッタ㈱が開発した「ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維へ均一複合化」する技術です。

2G-Namd™ Speedは、CNT層構造を3次元構造へ進化させ、変形からの復元力が飛躍的に向上しました。

Namd™及び2G-Namd™はニッタ(株)の登録商標です。

(2)コントロール性と威力が向上したバドミントンラケットの開発

(品名:ARCSABER 11 PRO)

フレーム上下部には剛性の高い溝ありの断面形状で面安定性を向上し、フレームサイド部にはしなりやたわみといった断面変位が起きやすいように、溝なし形状で球持ちを向上させた2種類のフレーム新断面形状を採用。

上級者の打球ポイントに合わせ、ゴムのような大きな伸びと素早い戻り性能があるエラストマー素材を用いた「POCKETING BOOSTER」と強度の高い素材「T-アンカー」を配合した連続グロメット「CONTROL-ASSIST BUMPER」をフレームトップ部に搭載。

精密に狙えるコントロール性能とパワーショットを生むバドミントンラケットを開発、発売。

(3)インパクト時のエネルギー伝達効率を高めた新ヘッド構造のゴルフクラブドライバーの開発

(品名:EZONE GT450・425ドライバー)

ヘッド部には、新ヘッド構造「サイドウォール」を採用し、扁平感の無い構えやすさを優先したヘッド形状において、ヘッド最深部で概ね15㎜幅かつトウ端部からヒール端部までを繋ぐ帯状の壁を設ける事で投影輪郭線沿に重量を配置し最大効率の高慣性モーメント化を達成。

ボールとの衝突時に当たり負けしないヘッドは、カーボンクラウン裏面のインコアグルーブの撓み復元性能とも相まって、高いフェース反発性能を実現。

グッドフィールと飛距離性能を併せ持った新ヘッド構造のドライバーを開発、発売。

(4)「3Dパワーカーボン」と高反発素材により推進力と走行安定性に優れるランニングシューズの開発

(品名:セーフラン100X)

走力がやや高めのランナーに向けて踵部を3D形状にして着地安定性を高め、前足部にはカーボン繊維の積層角度を変える事で最適な剛性に調整しスムーズな前進を促す「新3Dパワーカーボン」を開発。ミッドソールに採用の「パワークッションプラス」による高反発性と「フェザーライトエックス」による軽量性(片足約250g、26.0㎝)を兼ね備えたランニングシューズを開発、発売。

(5)新素材TPUアウトソールで静電気発生率の低減を実現させたカーペットコート専用テニスシューズの開発

(品名:パワークッション507)

アウトソールには静電防止機能を持つTPU素材を採用する事で、通常のラバー素材に比べて静電気の発生を抑え(約60%カット)人体のストレスを大幅に低減。更に、独自の素材配合・硬度設定で摩擦が強いカーペットコートで最適なグリップ性を実現し、安心・快適なプレーをサポートするテニスシューズを開発・発売。

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