研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループの研究開発活動は開発部門に主体をおき、営業部門及び生産部門と連携して「新たな業界標準となる新商品開発」の実現のため、社内固有技術の活用と協力企業による共同研究開発を積極的に推進しております。

当連結会計年度の研究開発活動につきましては、市場の変化や顧客の要求に迅速に対応すべく商品開発の期間短縮と、収益性向上のためVE等による原価低減活動を展開いたしました。また、人体への安全性を配慮した部材を採用するとともに、ステンレス等の再生利用が容易な材料を使用する等、環境に配慮した商品づくりを積極的に推進しております。

厨房部門では、2021年6月に普及価格帯システムキッチンの「コルティ」及び「KT」同年9月に同じく普及価格帯システムキッチンの「ラクエラ」2022年2月に主力の中高級価格帯システムキッチンの「STEDIA(ステディア)」を発売いたしました。「STEDIA(ステディア)」では、清掃性で好評をいただいている美コートワークトップを標準搭載とし、シンクに間口90㎝の流レールシンクワイドを追加してステンレスワークトップ全体の強化を図りました。また、新型コロナウイルスの影響による生活習慣の変化から、テレワークや勉強に便利な折りたたみ式のデスクキャビネットを開発し、LDK空間の多様化に対応する対面プランの強化を行いました。また、事業領域の拡大を目指し新規事業にも取り組み、2021年10月にキッチンテーブル「HIROMA(ヒロマ)」を本格発売いたしました。「HIROMA(ヒロマ)」は、キッチンとダイニングテーブルの融合を図った商品であり、新しいLDK空間の在り方や暮らしを提案していきたいと考えております。

浴槽・洗面部門では、2021年9月に中高級価格帯システムバスの「アクリアバス」2022年2月に普及価格帯洗面化粧台の「ファンシオ」を発売いたしました。「アクリアバス」では、若者の入浴スタイルへの対応としてシャワー入浴の提案を行い、また、デザイントレンドを取り入れた新色壁パネルを採用することにより、デザイン性も強化いたしました。「ファンシオ」では洗面化粧台の間口90㎝と鏡面が広い大型一面鏡の導入を行い、商品バリエーションの拡充を図りました。

以上のように、専業メーカーとして独自性のある物づくりのために必要な技術開発を行うとともに、企業理念「家族の笑顔を創ります」を実現するために、快適な機能性と機能美を備えた新しい商品提案を行う活動を展開しております。

なお、当連結会計年度における研究開発活動に費やした支出の総額は、1,147百万円であります。

 

(注)事業部門を明確に区分できる支出の割合が低いため、事業部門別の支出金額は記載しておりません。

 

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