課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

 当社は社業を通じて社是「人を創り 会社を興し 社会に尽くす」の実現を目指し、グローバルネットワークを活用して、顧客への「最新の情報」「ニーズを捉えたソリューション」「安全安心のサービス」を提供し続けます。そしてパートナー企業との協業により、産業の振興、持続可能な社会の実現に奉仕してまいります。

 

(2)経営戦略等

 当社グループでは、新たにMission、Vision、Valueを策定し、サンワビジョン2030「明るい未来を創るサンワテクノスグループ」を掲げ、2023年3月期から2025年3月期までの3ヶ年を対象とする第11次中期経営計画「SNS2024(Sun-wa New Stage 2024)」をスタートいたしました。「グローバルサプライチェーンのプロフェッショナルとして“つながり”と“信頼”で ものづくりの未来を支える」のもと、以下基本方針を策定いたしました。

 

第11次中期経営計画「SNS2024」基本方針

1 イノベーションが求められる成長分野への注力

2 より高付加価値な製品と新たなソリューションの提供

3 サステナビリティ経営による持続可能な社会の実現に貢献

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループでは、2028年3月期営業利益100億円達成を前提とし、2023年3月期から2025年3月期までの3ヶ年を対象とする第11次中期経営計画「SNS2024」の最終年度営業利益70億円達成を経営目標とし、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。

 

(4)経営環境

 世界経済及び当社グループの関連している産業用エレクトロニクス・メカトロニクス業界は、今後とも先行き不透明な状況が続くものと予測されるなか、さまざまな産業分野で技術の多様化とグローバル化が急速に進展する時代の変化に対応してまいります。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

 当社は、業容の拡大及び収益性の向上に加え、グローバルな技術商社として、昨今の厳しい経営環境下でも、その環境に即応できる人材の育成と組織の構築が重要課題と認識しております。

 収益性の向上につきましては、お取引先様の信頼と満足を得られるよう、国内外の子会社とのネットワークを駆使するとともに、技術力・提案力を活かし、高品質・高付加価値の商品と技術そしてソリューションを提供すること、更に、ICTの活用で業務の効率化を図り、コスト削減を推進するなど、徹底して収益力の強化を進めてまいります。

 また、人材育成につきましては、人事制度及び教育制度の更なる充実を図り、価値観の多様化に対応できる自立型人材及び海外事業の展開に対応する人材の育成を推進してまいります。

 加えて、CSR(企業の社会的責任)を強く意識し、社会や地球環境との調和に努め、コンプライアンスの徹底をはじめ内部統制システムを更に推進してまいります。

 

 

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