課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。

 当社グループは、さまざまな環境の変化にも柔軟に対応できる経営基盤を築いており、オーナー様や入居者様、及びそのご家族を含め、お客様の生涯を通して寄り添う「ライフサポートカンパニー」として、各種の課題へ対応しております。

 新型コロナウイルス感染拡大に対しては、今後も不透明な状況が続くことを想定しておりますが、当社グループとしては、新しい生活様式に合わせた商品開発やDXの推進、新規事業開発等、新たな時代に向けて進化するスピードを落とすことのないよう取組んでまいります。

 不動産セールス事業においては、販売機会の拡大とリスクマネジメントの観点から販売チャネルの多様化を進めております。B2Bチャネルの強化策として、2020年5月に設立したシノケンリート投資法人の東京証券取引所への上場を目指しており、B2Cだけに依存しない販売体制を拡充してまいります。

 半導体不足等の国内外のサプライチェーンの不確実性については、注視する必要があるものの、当社グループの強みであるスピードと柔軟性を活かし、安定した調達ルートを確保してまいります。

 ゼネコン事業やライフケア事業における人材不足の問題に対し、既に確保していましたインドネシアからの特定技能の介護人材が2022年3月に来日し、政府所定の隔離期間を終え各事業所へ配属されました。今後も継続的に介護人材を受け入れるため、進出先のインドネシアにおける人材育成を進めてまいります。

 気候変動問題等の世界規模で顕在化してきている諸課題に対しては、中長期的な視点をもって、財務面だけでなく、非財務面での取組みや戦略の重要性を認識し、適切に対処しながら、持続可能な成長と社会の構築を両立するサステナビリティ経営を推進してまいります。

 

 なお、当社グループは、ビジョンとして「世界中のあらゆる世代のライフサポートカンパニー」、ミッションとして「REaaSで人々や社会の課題を解決する」、バリューとして「お客様の成功がすべて」「感謝の気持ちを忘れない」「チャレンジスピリッツ」を掲げております。今後、これらビジョン・ミッションの達成に向け、既存事業の拡大に加え、新たな商品及びサービスの開発や積極的なM&A、海外事業、新規事業を展開し、世界中のあらゆる人々のライフサポートを実現していくとともに、社会的企業としての責務を果たしながら、持続的に企業価値を向上させてまいります。

 

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