課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 (1) 当社グループの経営の基本方針

当社グループは、「安全」と「安心」を大切にして物流事業を通じて社会に貢献することを経営の基本方針とし、以下の経営理念(3つの使命)に基づき活動しております。

①商品・サービスの使命

顧客・荷主の満足する物流サービスを提供し、信頼の向上に努めます。

②社会的使命

良き企業市民として社会のルールを守り、地域に貢献、環境保全に取り組みます。

③経済的使命

社会、株主、社員の繁栄を図るため、常に経営基盤の強化・安定を図ってまいります。

 

 (2) 目標とする経営指標

 

2023年3月期

売上高

315億円

重点事業領域売上比率

(事務所移転・引越事業、3PL事業、ビル館内デリバリー事業、M&A)

56.9%

3年累計営業キャッシュフロー

36億円

ROE

6%以上

 

 

 (3) 中長期的な会社の経営戦略

当社グループは、2020年7月に新長期経営ビジョン「ヒガシ21グループVISION2030」及び「中期経営計画2023」を策定し、2030年までに目指す姿「お客様に最高のサービスをお届けするために変革し続ける企業」の実現に向け、売上高500億円、重点事業領域売上高比率63%という定量目標を設定するとともに、新たなコーポレートスローガン「Evolution for Customers -全進で未来へ”シンカ”- 」を制定いたしました。

「中期経営計画2023」の最終年度となる2023年3月期は、新たに当社グループの一員となった山神運輸工業株式会社の連結、埼玉県三郷市での大手EC向け3PL事業の開始、愛知県小牧市での3PL物流センターの開設、首都圏におけるオフィス移転業務の更なる成長等を見込み、当初中期計画目標であった連結売上300億円を大きく上回る連結売上315億円を予算目標としております。厳しい競争に打ち勝つための取り組みを徹底し、将来を見据えあらゆる分野での変革に取り組むことで、お客様や社会に新たな価値を提供していきたいと考えており、当社グループ一丸となり「中期経営計画2023」達成に向けた取り組みを推進してまいります。

 

 (4) 会社の対処すべき課題

持続可能な社会の実現に向けた企業の貢献に対する要請が高まる中、当社グループは、物流という社会インフラの責任ある担い手としてSDGsの達成を目標とするESG経営を基本方針としております。

このような方針のもと、「中期経営計画2023」の3年間は、「ヒガシ21グループVISION2030」達成に必要な高い成長率を獲得するためのスタートアップ期間として位置づけ、持続的成長を支えるシステム機能、人材育成機能、ホールディングス機能、コーポレートガバナンス機能の基盤整備に注力してまいります。また、成長スピードを加速させるM&Aも含めた新規事業領域や重点事業領域への積極的投資並びに成長投資財源確保のための営業キャッシュフローの創出に向けた取り組みを推進してまいります。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大の脅威は依然として継続しておりますが、当社グループは、事業活動に関わる全ての人の生命・健康を守りながら、事業継続に万全を期すことにより、社会の皆さまの暮らしやビジネスに不可欠な物流を担う事業者として、引き続き安全・安定的にお届けできるよう、総力を挙げて取り組んでまいります。

 

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