リスク項目
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リスクの説明
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リスク対策
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(4)感染症の拡大
および長期化
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当社グループは、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症が拡大および長期化することにより、一般旅客自動車運送事業をはじめとする多くの事業でお客様の行動変容に伴い需要が減少するほか、従業員が罹患することによって事業継続が困難となり、業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。現在、新型コロナウイルス感染症により多くの事業領域が影響を受けておりますが、収束時期を見通すことは難しく、業績に与える影響について合理的に算定することは困難であります。
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当社グループでは、お客様、従業員の安全を最優先に考え、グループ間でより緊密な連携を取りながら関係機関の指針に則った感染予防および感染拡大防止対策を継続して実施し、事業の継続を図ってまいります。
また、お客様の行動変容に対応し、早期に業績の回復を図るため、必要な対策の迅速な実施に努めております。
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(5)機密情報の漏えい
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当社グループは、各事業において情報システムを活用していることから、サイバー攻撃、コンピューターウイルスへの感染、人為的ミス等により個人情報を含む機密情報が漏えいすることにより、当社グループの信用が失墜し、業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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当社グループでは、個人情報保護ならびに情報セキュリティに関する規程に基づく情報管理体制を整備しており、個人情報などの機密情報については利用者を制限するなど厳正な情報管理を行っております。
また、情報システム機器に対しては複数のセキュリティソフトなどによる対策を実施しているほか、従業員へ定期的に情報提供や注意喚起を行うことでセキュリティ意識の向上を図り、情報漏洩の防止に取り組んでおります。
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(6)自然災害
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当社グループは、地震、津波、その他大規模自然災害が生じた場合、施設の損壊被害に加え、道路や電力、水道などの社会インフラ機能の低下、燃料の供給不足等により事業運営に支障をきたし、業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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有事発生時に想定されるリスクの逓減を目的として、国や自治体からの情報収集を随時行い、事業領域ごとに事業の継続および早期復旧するための事業継続計画を策定しております。
また、事業継続計画の実効性を高めるため、全グループ会社を対象とした災害時対応訓練を定期的に実施し、安否確認や被害報告など、不測の事態に備えた対応力の強化に努めております。
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(7)原油価格の動向
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当社グループは、一般旅客自動車運送事業を中核として事業展開していることから、原油価格の動向によっては、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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原油市場や外国為替市場の動向を常に把握するとともに、市場相場変動に伴うリスクに備えるため、オイルアベレージスワップ取引により、軽油購入価格の一部固定化を図っております。
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(8)金利の変動
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当社グループは、設備投資を実施する際は、その資金を金融機関からの借入金や社債の発行等で調達しているため、金利の変動は、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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金利負担低減のため、シンジケートローンや制度融資を活用した資金調達および設備のリース調達など、調達方法を多様化するとともに、金利変動リスクを回避するため、金利スワップ取引により、支払利息の一部固定化を図っております。
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(9)法的規制
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当社グループの事業に関係する法令の制約やそれらの違反に伴う罰則は、当社グループの事業展開に大きな影響を及ぼすおそれがあるため、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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関連する規制の動向を注視し、法令の改正などで既存事業の運営に大きな影響が及ぶことが予想される場合において、迅速に関係各所へ周知するなど、今後の事業展開の方針について速やかに判断できる体制を確保しております。
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(10)関係法令の非遵守
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当社グループの従業員の故意、過失に起因する法令違反は、当社グループの信用が失墜し、経営危機に陥るおそれがあるため、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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当社グループでは、従業員への継続的なコンプライアンス教育を実施しております。また、関係各所に対し法令の改正情報等を周知するほか、必要に応じて専門家を活用し助言を受けることなどにより法令遵守の徹底を図っております。
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