業績

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当企業グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 ①経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)による影響が続く中、ワクチン接種の進展により、経済活動に持ち直しの動きが見られたものの、新たな変異株による感染の急拡大により、依然として先行きの不透明な状況が続きました。

 映画業界は、2021年年間興行収入が1,618億9,300万円(前年比113.0%)となり、興行収入での発表を始めた2000年以降最低の成績となった前年の成績は上回ったものの、依然として厳しい状況が続きました。また、入場人員は1億1,481万人(前年比108.2%)と興行収入同様に前年を上回りました。邦画・洋画の構成比は、邦画が79.3%、洋画が20.7%となりました。邦画は2000年以降、第3位の好成績となり回復傾向にあります。一方、洋画は公開本数の減少等、前年の成績をさらに下回る結果となりました。全国のスクリーン数は前年より32スクリーン増えて、3,648スクリーンとなりました。

 演劇業界は、感染防止策のガイドラインを遵守し、日程や上演時間等を工夫しながら興行を執り行って参りました。その中で、松竹直営劇場の演劇公演では、お客様の安全、安心を第一と考え、上演形態に合わせつつ、できる限りの感染防止策を実施する中でお客様をお迎えいたしました。

 不動産業界は、感染症の相次ぐ変異株出現による見通しが立たない状況を受けて、飲食業や宿泊業、一部の企業のオフィスで縮小や撤退が生じ、賃貸事業における空室率の影響が懸念されます。オフィス賃貸としては、今後はテレワーク等に対応した設備増設、充実した執務スペースのレイアウト要望等の傾向が見られ、中長期的なトレンドの注視が必要とされます。

 このような状況下、当社グループはより一層の効率化を図るとともに、本格的な事業再開に向けた環境整備に努めて参りました

 以上の結果、当連結会計年度は、売上高71,835百万円(前連結会計年度比37.0%増)、営業損失4,005百万円(前年同期は営業損失5,483百万円)、経常損失2,801百万円(前年同期は経常損失5,610百万円)となり、特別利益593百万円及び特別損失1,026百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は1,762百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失11,407百万円)となりました。

 

売上高

(百万円)

営業損失(△)

(百万円)

経常損失(△)

(百万円)

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

1株当たり

当期純損失(△)

(円)

当連結会計年度

71,835

△4,005

△2,801

△1,762

△128.33

前連結会計年度

52,434

△5,483

△5,610

△11,407

△830.50

増減率(%)

37.0

 

 ②財政状態の状況

 当連結会計年度末における財政状態の状況については、次のとおりであります。

 

資産合計

(百万円)

負債合計

(百万円)

純資産合計

(百万円)

自己資本比率

(%)

1株当たり純資産

(円)

当連結会計年度末

188,781

107,947

80,833

42.4

5,827.78

前連結会計年度末

191,205

110,597

80,608

41.9

5,837.84

増減率(%)

△1.3

△2.4

0.3

△0.2

 

 ③キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については、次のとおりであります。

 

営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

現金及び現金同等物

の期末残高

(百万円)

当連結会計年度

4,806

△1,668

△4,977

16,531

前連結会計年度

△8,144

△3,106

8,019

18,017

 

 ④生産、受注及び販売の実績

 当企業グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であるため単価を特定できるものではなく、また受注生産形態をとるものも少ないため、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。

 このため生産、受注及び販売の実績については「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①経営成績等の分析」における各セグメントの業績に関連付けて示しております。

 

 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①経営成績の分析

 セグメントの業績は次のとおりであります。

 

売上高

営業利益又は営業損失(△)

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

増減率

(%)

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

増減率

(%)

映像関連事業

31,827

40,648

27.7

△2,761

△1,890

演劇事業

7,317

15,728

115.0

△4,268

△4,068

不動産事業

11,931

11,992

0.5

5,379

5,038

△6.3

その他

1,359

3,465

155.0

△886

△197

全社・消去

△2,946

△2,888

連結計

52,434

71,835

37.0

△5,483

△4,005

 

(映像関連事業)

 配給は、邦画11作品、洋画3作品、アニメ9作品、シネマ歌舞伎、METライブビューイング、松竹ブロードウェイシネマ等の作品を公開しました。緊急事態宣言の発出により、対象となる地域では映画館が休館・時短営業となり、公開予定作品が延期になる等、大きな影響を受けましたが、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」「ハニーレモンソーダ」「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」が大ヒットし、「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」は、興行収入45.5億円と、邦画洋画を通して2021年実写映画1位となり、収益に貢献しました。

 興行は、㈱松竹マルチプレックスシアターズでは、感染拡大予防ガイドラインに従い、空調設備を適切に稼働させ、お客様の体表面温度の非接触測定やアルコール消毒液の設置等、万全な感染防止策を行っております。興行では、7月には「東京リベンジャーズ」、11月には「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」、12月には「劇場版 呪術廻戦 0」「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」が大ヒットし、若い世代を中心に多くのお客様にご来場いただきました。また、4月には九州初となる熊本ピカデリーを開業し、11月には丸の内ピカデリー1・2を改装しリニューアルオープンしました。

 テレビ制作は、地上波にて、時代劇「幕末相棒伝」「必殺仕事人2021」、2時間ドラマ「再雇用警察官2、3」、BS放送にて、BS時代劇「雲霧仁左衛門5」「春だ!さくらだ!寅さん祭り」、時代劇スペシャル「無用庵隠居修行5」「寅さんファンクラブ あなたの寅さん、私の寅さん」、連続ドラマ「ソロモンの偽証」、CS放送にて、時代劇「殺すな」、配信にて、「#休暇今井」等を、万全な感染症対策をとった上で制作いたしました。番組販売では、CS局に鶴田浩二主演「大空港」、田宮二郎主演「白い滑走路」他、昔懐かしい名作を販売して好調に推移しました。

 DVD・ブルーレイディスク販売では、「弱虫ペダル」「ARIA The CREPUSCOLO」「ハニーレモンソーダ」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」「たまゆらコンプリートBlu-ray BOX」等の新作や人気のアニメーションを販売し、好調に推移しました。

 定額制動画配信では、Netflixにて「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」独占配信をスタートさせ、大きな話題となりました。都度課金型動画配信の新作は、「事故物件 恐い間取り」「さんかく窓の外側は夜」等の新作を配信しました。

 テレビ放映権販売では、BSテレビ東京で、4月より「釣りバカ日誌」全22作品を、10月より「男はつらいよ」シリーズ4Kデジタル修復版の放送を開始し、収益に貢献しました。海外では、カンヌ国際映画祭に篠田正浩監督生誕90周年記念として4Kデジタルリマスターした「夜叉ケ池」を、ベルリン国際映画祭に「乾いた花」を出品し、大きな反響となりました。また、10月には中国で「おくりびと」が劇場公開され、大ヒットしました。

 CS放送は、松竹ブロードキャスティング㈱は、中国アニメの放送開始や、アジアで人気の俳優が出演するドラマを日本初放送する等、競合との差別化によって収益を確保しました。

 この結果、売上高は40,648百万円(前年同期比27.7%増)、セグメント損失は1,890百万円(前年同期はセグメント損失2,761百万円)となりました。

(演劇事業)

 歌舞伎座は、歌舞伎座では年間を通して三部制興行を行いました。緊急事態宣言の発出により、「四月大歌舞伎」「五月大歌舞伎」の一部日程が中止になりましたが、4月の「上の巻」と6月の「下の巻」にわけて上演した「桜姫東文章」や1月の「壽 初春大歌舞伎」等が好評を博し、収益改善に貢献しました。「桜姫東文章」は第29回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞しました。1月からは客席の収容率を上げ、収益改善に努めました。

 新橋演舞場は、3月は「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」の再上映、4月と5月は「滝沢歌舞伎ZERO 2021」を上演し、連日大好評となりました。2019年以来の上演となる6月の「熱海五郎一座」をはじめ、7月の「おあきと春団治」、8月の「レビュー夏のおどり」と「喜劇 老後の資金がありません」、9月のジャニーズJr.公演「少年たち 君にこの歌を」、10月の第76回文化庁芸術祭賞の大賞を受賞した「十月新派特別公演」、11月のジャニーズJr.「虎者 NINJAPAN 2021」等、いずれも感染防止策を徹底して上演いたしました。

 大阪松竹座は、公演関係者の感染症罹患により一部日程の中止はありましたが、3月から翌2月までのすべての予定公演を上演することができ、収益改善に繋がりました。3月の関西ジャニーズJr.公演「ANOTHER 新たなる冒険」や、4月の「未来記の番人」、10月の花形歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」が好評を博しました。

 南座は、5月の「舟木一夫シアターコンサート 2021 in 南座」の延期や、9月の「九月南座超歌舞伎」の一部公演中止等、緊急事態宣言発出の影響を受けました。6月の「海老蔵歌舞伎」、7月の「松竹新喜劇 夏まつり特別公演」、7月と8月の「坂東玉三郎 特別舞踊公演」、10月の「虎者 NINJAPAN 2021」は感染症が落ち着きを見せた情勢で予定通り開催し、一定の成果を収めることが出来ました。12月の「吉例顔見世興行」も昨年に引き続き三部制で行い、収支の大幅な改善に繋がりました。

 その他の公演は、4月は日生劇場で今井翼主演ミュージカル「ゴヤ –GOYA-」、5月はBunkamuraシアターコクーンで「夏祭浪花鑑」を上演し高い評価を得ました。2月のBunkamuraシアターコクーンでは、10年ぶりとなる宮藤官九郎脚本の「天日坊」を上演し大好評となりました。

 受託製作は、受託製作の歌舞伎公演は、公演期間や規模を縮小して実施いたしました。4月の御園座「市川海老蔵特別公演」、6月の博多座「六月博多座大歌舞伎」、11月のTBS赤坂ACTシアター「赤坂大歌舞伎」、2月の博多座「坂東玉三郎 特別舞踊公演」、一般演劇では3月の博多座「藤山寛美公演」が好評を博しました。

 シネマ歌舞伎は、5月から翌2月にかけて「月イチ歌舞伎2021」10作品の上映を行いました。緊急事態宣言発出による映画館の休館もありましたが、ラインナップ後半にかけて少しずつ動員が回復して参りました。6月には、公開延期となっていた新作「鰯賣戀曳網」を公開いたしました。

 METライブビューイングは、2月から8月まで、過去シーズンの人気演目を「プレミアム・コレクション2021」として上映し、好評を博しました。秋には現地メトロポリタン歌劇場が再開し、1月より最新の2021-22シーズンを上映いたしました。

 配信は、「歌舞伎オンデマンド」では、劇場に来られないお客様のニーズに応え、毎月の歌舞伎座公演を千穐楽の数日後から配信しました。6月の信州・まつもと大歌舞伎2021「夏祭浪花鑑」では、配信でしか見られない貴重な特別映像を新たに加え、既に公演をご覧になった方でも楽しめると評判になりました。年末年始には、「おうちで新春浅草歌舞伎」と銘打ち、過去の浅草歌舞伎の舞台映像を特集配信し好評を博しました。「歌舞伎家話」「紀尾井町家話」等、歌舞伎俳優のトークショーも配信し、定番の人気コンテンツとなりました。

 この結果、売上高は15,728百万円(前年同期比115.0%増)、セグメント損失は4,068百万円(前年同期はセグメント損失4,268百万円)となりました。

(不動産事業)

 不動産賃貸では、歌舞伎座タワー・築地松竹ビル(銀座松竹スクエア)・東劇ビル・新宿松竹会館(新宿ピカデリー)・大船ショッピングセンターなど主要物件の高稼働により安定収益を確保し、感染症の影響による賃料減額も最小限に留めることで計画通りの収益に貢献しました。また、大規模物件の照明LED化などサステナビリティへの取り組み、将来の街づくりの一環として地域と連携したエリアマネジメント活動にも注力しました。

 この結果、売上高は11,992百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は5,038百万円(同6.3%減)となりました。

(その他)

 ウィズコロナの社会状況を見据え、各事業におけるオンラインによる販売、配信の強化をはかりつつ、人気シリーズ作品やコア層向けの商品開発・販売を主軸に展開しました。

 プログラム・キャラクター商品は、実写作品では、「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」等、アニメ作品では「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」「ARIA The CREPUSCOLO/The BENEDIZIONE」等の作品を中心に収益に貢献しました。

 イベント事業/オンライン配信は、4月に幕張メッセにて開催した超歌舞伎2021「御伽草紙戀姿絵」では、同時生配信も実施しました。熊本ピカデリーでは次世代の“3面上映システム”の初上映作品として「3面スクリーン版 超歌舞伎『今昔饗宴千本桜2020 夏』」を上映し好評を博しました。7月には体験型推理ゲーム「マーダーミステリーシアター 演技の代償」の第二弾を、12月には新作「マーダーミステリーシアター 裏切りの晩餐」をライブ配信しました。

 また、バーチャルプロダクション手法を用いたコンテンツ開発の拠点として、「代官山メタバーススタジオ」を開設し、1月にコンテンツ第一弾として、源氏物語を題材とした「META歌舞伎 Genji Memories」をオンライン配信し、次世代のエンタテインメントとして好評を博しました。

 この結果、売上高は3,465百万円(前年同期比155.0%増)、セグメント損失は197百万円(前年同期はセグメント損失886百万円)となりました。

 

(売上高)

 売上高は71,835百万円(前年同期比37.0%増)となりました。これは主に前期において緊急事態宣言等自治体等の要請に従い新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う演劇公演の中止及び延期、映画館の休業及び営業時間の短縮等を実施しましたが、当期は上期において前期と同様に緊急事態宣言等に伴う公演の中止や映画館の休業等一部影響は受けたものの、下期において緊急事態宣言等の解除等感染症の影響も縮小し、売上高は増加しています。

(売上原価)

 売上原価は46,403百万円(前年同期比39.4%増)となりました。これは主に売上の増加に伴うものであります。

(販売費及び一般管理費)

 販売費及び一般管理費は29,437百万円(前年同期比19.5%増)となりました。これは主に広告宣伝費、人件費、地代家賃等が増加したためであります。

(営業損失)

売上高は増加したものの、上期において緊急事態宣言等に伴う公演の中止や映画館の休業等を実施した影響もあり、営業損失は4,005百万円(前年同期は営業損失5,483百万円)となりました。

(経常損失)

 営業外収益は2,986百万円(前年同期比157.7%増)となりました。これは主に協力金、補助金、雇用調整助成金の増加によるものです。また、主に持分法による投資損失が増加したことにより営業外費用は1,783百万円(同38.7%増)となりました。その結果、営業外損益計上後の経常損失は2,801百万円(前年同期は経常損失5,610百万円)となりました。

(特別損失)

 特別利益は固定資産売却益295百万円、投資有価証券売却益170百万円等合計593百万円を計上しました。また、特別損失については、公演中止損失560百万円、臨時休業等による損失340百万円等合計1,026百万円を計上しました。

(親会社株主に帰属する当期純損失)

 親会社株主に帰属する当期純損失は1,762百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失11,407百万円)となり、1株当たり当期純損失は128円33銭となりました。

 

②財政状態の分析

 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,423百万円減少し、188,781百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金が増加したものの、現金及び預金、有形固定資産が減少したこと等によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末に比べ2,649百万円減少し、107,947百万円となりました。これは主に買掛金が増加したものの、長期借入金が減少したこと等によるものであります。

 純資産は、前連結会計年度末に比べ225百万円増加し、80,833百万円となりました。これは主に利益剰余金が減少したものの、その他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものであります。

 

③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は16,531百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,486百万円の減少となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動の結果得られた資金は4,806百万円(前年同期に使用した資金は8,144百万円)となりました。これは主として、減価償却費5,614百万円の計上等によるものであります。

(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動の結果使用した資金は1,668百万円(前年同期に使用した資金は3,106百万円)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出2,263百万円等によるものであります。

(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動の結果使用した資金は4,977百万円(前年同期に得られた資金は8,019百万円)となりました。これは主として、長期借入れによる収入4,460百万円等があったものの、長期借入金の返済による支出9,908百万円等があったことによるものであります。

(ニ)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当企業グループの主な資金需要は運転資金及び設備投資資金であり、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金によって充当しております。なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は16,531百万円となっております。

 

④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

⑤経営成績等に重要な影響を与える要因について

 経営成績等に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

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