課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものです。

 

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、情報サービス産業において、歴史ある企業として業績の向上に努め、一定の成果をあげるとともに、それに基づくステークホルダーへの利益還元を実施し、中長期的な企業価値の増大を図ることが最も重要であると考えています。加えて、「人々の喜びや社会の豊かさを生み出す力」を「技術」と捉え、「技術をもって顧客の信頼を築く 技術をもって企業価値を増大する 技術をもって社員生活の向上を図る 技術をもって社会に貢献する」という企業理念に基づき、すべてのステークホルダーから信頼され、安心感を与える企業を目指すとともに、情報サービス業界を常にリードする独立系総合情報サービス企業として業界内での存在感を高めることを目標とし、ゆるぎない経営基盤を確立することにより一層の発展を目指していきます。

 

(2) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題

 当社グループを取り巻く環境は大きく変化していくことが予想されています。

 当社グループは、IT市場や技術、ESG等の環境変化を捉え、既存SIビジネスモデルの進化に加えてデジタル、ソリューションおよびサービスビジネスや、それらを実現する人材などへの積極的な投資により、新たな成長モデルを構築し、社会的価値・経済的価値の創出という両輪でさらなる企業価値の向上を目指すため、Vision2030を策定しました。

 これらの実現に向け、「提案価値の向上」、「SI×デジタルのコンビネーション」、「新規領域・グローバルへの進出」、「ESGへの取り組み強化」、「自社経営基盤の改革」を重要課題に設定し、取り組みを進めていきます。

 

(3) 目標とする経営指標

 Vision2030の 1st STAGEとなる中期経営計画(2022年4月~2025年3月)では、事業および経営基盤の両面において重要課題を設定し、それを実現するため以下のとおり目指していきます。

 

 <2025年3月期 財務目標>

事業収益

連結売上高

1,100億円以上

EBITDA

130億円以上

EBITDAマージン

12%程度

投資

投資枠(3年間累計)

250億円

経営効率

ROE

13%以上

株主還元

配当性向

50%以上

総還元性向

70%以上

(2022年度は130%程度)

 ※営業利益120億円以上(参考値)

 

 <2025年3月期 非財務目標>

注力領域

フォーカスビジネス(※1)売上高

40%以上

ESG

CO2排出量削減(2013年度比)

50%以上

SDGs関連売上高(※2)

40%以上

女性管理職比率

6%以上

女性取締役比率

10%以上

独立社外取締役

過半数

(※1)デジタルBiz・ソリューションBiz・サービスBizの3つの成長エンジンで構成される、今後注力していくビジネス領域

(※2)SDGsゴール(17項目)に適応するプロジェクトの売上高

 

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