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会計上の見積りに関するリスク
建設事業に含まれる各セグメントの工事契約は、道路新設・補修などの道路舗装工事、土地の造成などの一般土木工事、ビル等の建物建設の建築工事として、工事の施工を請け負うものです。工事進行基準の適用対象となる当該工事については、基本的な仕様や作業内容が発注者の指図に基づいて行われることから、工事原価総額の見積りにあたっては画一的な判断尺度を得られにくい面があります。このため、工事原価総額の見積りは、工事に対する専門的な知識と施工経験を有する工事現場担当者による一定の仮定と判断が含まれ、不確実性を伴うものとなります。工事原価総額等の見積りの信頼性が十分でない場合、当社グループの建設事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。
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・工事収益総額を担保するにあたっては、建設業法に基づき、書面による契約を徹底しています。
・工事原価総額および工事進捗度の見積りの基礎となる実行予算書については、工事に対する専門的な知識と施工経験を有する工事現場責任者により作成され、工事に対する専門的な知識と施工経験を有する支店等の責任者の必要な承認を得ることにより信頼性を確保しています。
・工事の損益管理、工事進捗度については、工事原価の信頼性に責任を持つ工事原価管理部署が適時・適切にモニタリングを行っています。また、工事の施工状況や実際の原価の発生額、あるいは発注者からの仕様変更指示に応じて、適時に工事原価総額の見積りの改定が行われる体制を確保しています。
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