研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

 当社では、将来へ向けた取り組みとして以下の研究開発を行いました。

 

(1) AI、量子コンピュータの研究

 一般消費財流通における業務の省力化と新しい価値創出に寄与する可能性についての検証を進めています。当事業年度は、量子コンピュータを活用した「SCMの最適化」の検証を実施しました。製品の配送業務を最適化することで、業界全体の業務を省力化し、さらには環境負荷の低減も目指し検証を続けてまいります。

 

(2) GPS位置情報の活用可能性の研究

 携帯キャリアが提供するGPS位置情報を一般消費財流通業界の業務における活用可能性を検証するための研究を実施しています。時間毎の店舗への人流の可視化は、メーカーや小売業にとって新たな指標となる可能性を秘めております。今後は業務での活用について仮説を立て検証を深めてまいります。

 

(3) データベース精度向上に向けたツールの研究

 当社の重要な資産である取引先データベースについて、精度向上を目的とした自動化ツールの検証を進めています。当事業年度は昨年度に引き続き、Webクローラを利用したデータの自動取得について技術検証を行いました。検証結果を元に、今後のサービス開発への応用可能性を評価しました。

 

(4) 物流業務効率化に向けたツールの研究

 流通業全体に関わる課題として物流業務改善がありますが、情報流を整備することで課題解決の一助とすべく、データ連携ならびに可視化ツールの検証を進めています。検証結果を元に、今後のサービス開発への応用可能性を評価しました。

 

 なお、当事業年度の研究開発費の総額は、93,662千円となっております。

 

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