研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループは、研究開発活動へ資源を継続的かつ積極的に投入しております。多様なモダリティを駆使して画期的新薬を生み出すプラットフォームを築く技術軸と、これまで培った疾患サイエンスを活かしつつ有効な治療法のない疾患に"only-one value drug"を提供し続ける疾患軸の両方を進化させ、競合優位性の高いパイプラインを構築し、Life-changingな価値をもつ新薬をグローバルに展開することを目指しております。

当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は577億円であり、主な後期開発品の各疾患領域における進捗は、次のとおりであります。(◆は当第4四半期連結会計期間の進捗)

 

腎領域

RTA402

・1月に日本において常染色体優性多発性嚢胞腎を対象とした第Ⅲ相試験を開始しました。

・7月に日本においてアルポート症候群を対象とした承認申請を行いました。

 

KHK7791

・4月に日本において血液透析および腹膜透析施行中の高リン血症を対象とした第Ⅲ相試験を開始しました。

 

がん領域

KW-0761(日本製品名:ポテリジオ、欧米製品名:Poteligeo)

・6月に中国において菌状息肉腫およびセザリー症候群を適応症とした承認申請を行いました。

 

KRN125(日本製品名:ジーラスタ)

・3月に日本において同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員を適応症とした承認事項一部変更承認申請を行いました。

・8月に日本においてがん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制を適応症とした自動投与デバイスの承認申請を行いました。

・9月に日本において自家末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員を対象とした第Ⅱ相試験を開始しました。

 

ME-401

・6月に第Ⅱ相国際共同試験において、辺縁帯リンパ腫を対象とした追加群の試験を開始しました。

・8月に再発又は難治性の濾胞性リンパ腫および辺縁帯リンパ腫症例を対象としたリツキシマブとの併用療法の第Ⅲ相国際共同試験を開始しました。

 

免疫・アレルギー疾患領域

KHK4083/AMG451

・6月にアムジェン社とアトピー性皮膚炎等を対象とした共同開発・販売に関する契約を締結しました。

 

KHK4827(日本製品名:ルミセフ)

◆12月に日本において全身性強皮症を予定適応症とした承認事項一部変更承認申請を行いました。

 

その他

KRN23(日本製品名:クリースビータ、欧米製品名:Crysvita)

・1月に欧州において腫瘍性骨軟化症を適応症とした生物学的製剤承認一部変更申請が受理されました(2020年12月申請)

・1月に中国においてX染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症を適応症として承認されました。

・3月に中国において腫瘍性骨軟化症を適応症として承認されました。

 

AMG531(日本製品名:ロミプレート)

・8月に韓国において免疫抑制療法に不応又は免疫抑制療法が適用とならない再生不良性貧血を適応症として承認されました。

 

 

開発パイプライン一覧

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