当社の研究開発活動は、企業、産業や社会の課題をIoT/Mobility、AIに関連する先端テクノロジーで解決することを目指し、既存サービスの付加価値向上と新規サービスの研究開発を目的とした活動となります。
なお、当社の事業はクラウドソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
当事業年度における当社の研究開発費の総額は
当事業年度における当社の研究開発活動は、以下のとおりであります。
(1)リモートコミュニケーションの活用技術の研究
ニューノーマルなワークスタイルへの対応を含めたDX支援への需要が増加する中、その社会的ニーズにアジリティ高く応えることを目的とし、リモートコミュニケーション基盤機能拡充に関する技術研究をしています。具体的にはセンサ技術、AR/VRを用いた遠隔保守・メンテナンスサポートの実現やAIによる画像分析・映像分析技術を用いたビデオコミュニケーションにおけるプライバシー、顧客体験向上を目的とした応用研究をしております。リモートコミュニケーションを活用したDX支援分野においてより付加価値の高いソリューションへとつなげていく取り組みになります。
(2)AI、ORを用いたプランニング/オペレーションを自動化/省力化する技術の研究
従来職人的(属人的)とされてきた業務を強化学習、OR(Operations Research)(注1)などを用い、自動化、あるいは劇的な省力化の実現を目指す研究をしています。直近では主に、Cariotが持つ膨大な車両の走行データを活用し、VRP(Vehicle Routing Problem)(注2)を強化学習やORの手法を用いて解決するための研究をしております。Cariotの顧客により付加価値の高いソリューションを提供していくための取り組みになります。
(注)
1. OR(Operations Research):アルゴリズム等により、課題に対する最適解を数学的・統計的に求める手法
2. VRP(Vehicle Routing Problem):配送車両が総経路コストを最小化するルートを考える問題
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