研究開発活動

5【研究開発活動】

 当連結会計年度における研究開発費は、232,299百万円です。

 主な研究開発分野及び新製品の開発のセグメント別の状況は次のとおりです。

 

(医療関連事業)

 当社グループは、精神・神経領域、がん・がんサポーティブ領域を重点領域とし、循環器・腎領域等においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めています。

 医療関連事業における研究開発費は、218,054百万円です。

 

 当連結会計年度の医療関連事業における研究開発の主な進捗状況は、以下のとおりです。

 

領域

「製品名」

(一般名)

又は開発コード

 

状況

精神・神経領域

(アリピプラゾール持続性注射剤)

<中国>

・統合失調症の効能で2021年1月に承認申請しました。

 

(センタナファジン) EB-1020

<米国>

・禁煙を対象としたフェーズⅡ試験を2021年9月に開始しました。

 

「アジョビ」

(フレマネズマブ(遺伝子組換え))

TEV-48125

<日本>

・片頭痛発作の発症抑制の効能で2021年6月に承認を取得しました。

 

(ulotaront)

SEP-363856*

<米国>

・統合失調症を対象としたフェーズⅢ試験を実施中です。

<日本・中国>

・統合失調症を対象としたフェーズⅡ/Ⅲ試験を実施中です。

 

SEP-4199*

<米国>

・双極Ⅰ型障害うつを対象としたフェーズⅢ試験を実施中です。

<日本>

・双極Ⅰ型障害うつを対象としたフェーズⅢ試験を2021年11月に開始しました。

がん・がんサポーティブケア領域

「INQOVI」

(decitabine・cedazuridine) ASTX727

<米国>

・急性骨髄性白血病を対象としたフェーズⅡ試験を2021年11月に開始しました。

 

(ピミテスピブ)

TAS-116

<日本>

・消化管間質腫瘍の効能で2021年9月に承認申請しました。

 

TAS-117

<日本・米国・欧州>

・生殖細胞系列PTEN遺伝子変異陽性固形がんを対象としたフェーズⅡ試験を2021年4月に開始しました。

 

(フチバチニブ)

TAS-120

<日本・米国・欧州>

・肝内胆管がんを対象としたフェーズⅢ試験を2021年1月に開始しました。

<米国・欧州>

・尿路上皮がんを対象としたフェーズⅡ試験を2021年2月に開始しました。

 

TAS0953

<日本>

・固形がんを対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を2021年2月に開始しました。

 

TAS1553

<米国>

・急性骨髄性白血病を対象としたフェーズⅠ試験を2021年3月に開始しました。

 

TAS2940

<米国・欧州>

・固形がんを対象としたフェーズⅠ試験を2021年10月に開始しました。

 

(zimberelimab)

AB122

<日本>

・固形がんを対象としたフェーズⅠ試験を2021年9月に開始しました。

 

(ホスネツピタント)

Pro-NETU

<日本>

・抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐の効能で2021年3月に承認申請しました。

 

OPC-415

<日本>

・多発性骨髄腫を対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を2021年6月に開始しました。

 

(canerpaturev)

TBI-1401

<日本>

・契約終了に伴い、膵がんを対象とした開発を中止しました。

 

TBI-1501

<日本>

・契約終了に伴い、成人急性リンパ芽球性白血病を対象とした開発を中止しました。

循環器・腎領域

(トルバプタンリン酸

エステルナトリウム)

OPC-61815

<日本>

・心性浮腫の効能で2021年3月に承認申請しました。

 

(バダデュスタット)

AKB-6548

<米国>

・腎性貧血の効能で2021年6月に承認申請が受理されました。

<欧州>

・腎性貧血の効能で2021年10月に販売承認申請しました。

 

(ベムペド酸)

ETC-1002

<日本>

・高コレステロール血症を対象としたフェーズⅡ試験を2021年4月に開始しました。

 

(voclosporin)

<欧州>

・ループス腎炎の効能で2021年6月に販売承認申請しました。

 

NO-13065

<米国>

・肥満症を対象としたフェーズⅠ試験を2021年6月に開始しました。

その他領域

VIS410

<米国>

・開発戦略上の理由で、A型インフルエンザ感染症を対象とした開発を中止しました。

 

「モイゼルト」

(ジファミラスト)

OPA-15406

<日本>

・アトピー性皮膚炎の効能で2021年9月に承認を取得しました。

 

(pamufetinib)

TAS-115

<日本>

・進行性フェノタイプを示す慢性線維化性間質性肺疾患を対象としたフェーズⅡ試験を2021年10月に開始しました。

*:2021年9月、大日本住友製薬㈱及びその米国子会社であるサノビオン社と共同開発及び販売に関するライセンス契約を締結

 

 

(ニュートラシューティカルズ関連事業)

 当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性食品・飲料を中心に世界に通用する製品の研究開発に取り組んでいます。

 女性の健康分野において、2021年7月、北米で女性の泌尿器系の健康分野に特化した製品とプラットフォームに強みを持つユコラ社を買収しました。グループ間のシナジーを生かし、アンメットニーズの高い本分野においてより広く充実した女性の健康をサポートする研究開発を推進していきます。また、月経前の女性の変化をサポートする複合型サプリメント「トコエル」を、2021年11月に国内の医療機関および一部Eコマースサイトにて発売しました。

 ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、7,977百万円です。

 

(消費者関連事業)

 当事業においては、生活に身近な食品や飲料の分野でオリジナルかつユニークな製品の研究開発に取り組んでいます。社会変化に伴う健康・環境・人口・高齢化問題など様々な課題の解決に向け「レトルト事業」「飲料事業」「プラントベース事業」を中核とし、「食」と「健康」をテーマに革新的な製品を創出、提案しています。

 消費者関連事業における研究開発費は、622百万円です。

 

(その他の事業)

 当事業においては、機能化学品やファインケミカルの分野で研究開発に取り組んでいます。有機、無機の合成技術を主体とし、独自の技術を核とした新製品の研究開発や次世代分野の研究開発を行っています。

 その他の事業における研究開発費は、5,644百万円です。

 

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