5 【研究開発活動】
当連結会計年度の研究開発活動としては、お客様そして市場からの需要動向に呼応した市場環境への速やかな対応に加え、従来以上にオリジナリティあふれた研究開発を行うとともに、開発プロセスの効率化に取り組んでおります。なお、当連結会計年度の研究開発活動に係る費用の総額は86百万円であります。
セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) アルファフレーム部門
アルファフレーム部門では、ますます多様化していくお客様のニーズに対応するための製品ラインアップの拡充と環境に配慮した製品開発及び従来製品の転換に注力しております。一方ではお客様の要望による特殊断面形状のお客様専用アルミフレーム供給も推進しております。
また、当社独自で開発したアルファフレーム専用の受発注・設計・組立支援ソフトを活用し、市場動向や顧客ニーズへの感度を高め、重点分野への早期対応を目指しております。
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製品又は技術名
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内 容
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アルファフレームシリーズ
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剛性・材質・製造方法を再度見直し、品質・商品価値を高める。
高機能部品のバリエーションを追加。
四角ナット・ナットホルダー・ブラケット等の部品レベルの品質向上。
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サポートサービス 「カクチャTM」 「マーキングシステムTM」 「構造解析」
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アルファフレームでの製作効率化の課題となっていた設計・組立・現地据付をサポートします。
※ 商品名:「カクチャTM」<PAT>
専用の受発注・設計・組立支援ソフトを活用したサポートサービス。
※ 商品名:「マーキングシステムTM」<PAT>
組立に必要な情報を直接フレームにプリントすることで作業時間を大幅削減することができる世界初のシステム。 当社にて蓄積されたノウハウ、事例に基づき部材・部品を選定し設計を行い、お客様に最適なコーディネートを提案する。
※ FEM工学的な解析・シミュレーションを用いて最適で素早い構造体設計を可能にする。
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(2) 装置部門
装置部門では、当社に蓄積された洗浄・検査・搬送・梱包に係る様々な要素技術(それぞれの機能のために固有かつ不可欠な技術)を活かし、個別のお客様のニーズに応える装置の設計・製造を行っております。
自動車部品関係では、洗浄装置において機能アップを図り、多種多様化に対応できるようにバリエーションを強化し、お客様の要望に沿った装置開発を行っております。また、エンジン部品においては、難易度の高い自動化ライン装置を確立し、今後の展開を検討しております。
電気機器関係では、客先新規商品に対する生産装置の試作開発を行いました。
FPD業界関係では、大型化や高性能化の要求に対し素早い対応を行っております。
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製品又は技術名
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内 容
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大型クリーンブース
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・大型FPD製造装置用クリーンブースや半導体製造用チャンバーブースの品質向上を図る。
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ロボティクス関係
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・ロボットを活用したシステムインテグレーション体制を構築し、ロボット架台やその周辺ユニットの標準化を図る。
・架台の剛性に関しての研究、技術力を高め商品開発を行う。
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洗浄装置
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・洗浄基盤技術の確立、メカニズムを探り開発及びモジュール化を視野に入れ標準化を図る。
・洗浄機のノズル最適化、モジュール組合せユニット化、省エネ化を目指す。
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