研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループの研究開発活動は、各分野においてお客様のニーズに合致した製品を開発することを目的とし、各事業部において研究開発活動を行っております。

 中期的には、中期経営計画『CGN2021 2ヵ年計画』で掲げる売上と収益に貢献できる製品の開発活動、長期的には、「Vision2025 Change Gears」 の実現を担う製品の基礎研究活動を行っております。グローバル市場での売上拡大が見込める付加価値の高い製品開発を迅速に行い、「GEAR TECHNOLOGY REVOLUTION」を具現化していきます

  当連結会計年度 における主な研究開発活動は次のとおりであります。

  なお、研究開発スタッフは42名で、当連結会計年度における研究開発費の総額は 411 百万円となっております。

 

(1) 減速機

(イ) 製品開発活動

 当連結会計年度は、5 月に「GTR MID SERIES」単相及びブレーキ手動開放装置付モデルのリニューアル、2月に高剛性減速機中空タイプ開発の発表を行いました。開発した高剛性減速機は、昨今の工場内での自動化、省人化ならびに生産性向上ニーズの高まりにより、更なる拡大が見込まれる産業用ロボット・FA機器市場に向けた次世代を担う成長エンジンとして位置付けております。

 今後も引き続き、グローバル市場での売上と収益拡大に向けたギアモータ及び関連製品群をタイムリーに開発し、お客様のニーズに応えると共に強い事業基盤を構築していきます。

 

(ロ) 基礎研究活動

 当連結会計年度は、減速機内部の応力解析や、次世代製品に必要な機構及び各種要素部品の研究等様々な側面から基礎研究活動を行いました。 その成果のひとつとして上述の高剛性減速機の発表に至りました。今後も、得られた研究成果と自社保有技術を融合し、更なる高精度化、高剛性化、高効率化、軽量化等の性能向上を目指した高付加価値製品の研究開発に取り組んでいきます。

 減速機に係る研究開発費は 337 百万円であります。

 

(2) 歯車

 当連結会計年度は、成長業界であるロボット・工作機械業界向けの更なる売上拡大に向け、工程集約を目的とした複合加工設備を製造部門に導入いたしました。また、歯車の極小モジュール加工や軽量化を目指した精密・微細加工技術の研究開発を継続してまいりました。

 今後は、精密・微細加工技術の研究開発を更に推し進め、新たな市場開拓に努めていきます。また、ロボットと人の協働作業を活用した自動化システムによる生産効率の向上を目指します。

 歯車に係る研究開発費は 73 百万円であります。

 

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