研究開発活動

5 【研究開発活動】

当社グループは、培った技術力に更に磨きをかけ、より一層高度な信頼性、安全性、機能性を追求することにより、競争力に優れる新製品の開発を推進しております。

 

当社グループの研究開発は全て当社が行っており、当連結会計年度末時点の人員は35名であります。

当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は393百万円であります。

 

セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

 

(1) リード端子事業

小型アルミ電解コンデンサに対する小型化、耐振性、低漏れ電流等の要求水準が高くなっていることを受け、その主要部品であるリード端子の技術開発品等の機能強化と溶接・プレス形状の品質向上を推進してまいりました。また、低ESR・低漏れ電流・高リプル電流許容に優れているハイブリッドタイプ(電解質が液体と固体の複層)アルミ電解コンデンサ向けリード端子の増強拡大として、技術開発の深化・拡大の強化等、さらなる高付加価値製品の実現を図るべく、継続した製品開発の推進を進めましたが、研究開発費としての計上すべきものはありません。

 

(2) 光部品・デバイス事業

顧客のプラットフォーム作りや新しい技術提唱の機会に係わって、光部品及び光デバイスの研究開発に取組んでおります。また、当社のコア技術に基づき、ユニークな新製品を提唱することに努めております。光部品・デバイス事業における研究開発費の総額は、393百万円であります。

具体的なテーマは次のとおりであります。

・光部品     : 高機能高性能光モジュールをターゲットとした多芯光ファイバアレイ(*)

・光デバイス   : 海底ケーブルをターゲットとした高信頼性光デバイス

シリコンフォトニクスと関連した次世代光デバイス

マルチコアファイバと関連した次世代光デバイス

・石英ガラス製品 : スラリーキャスト法を応用発展させた石英ガラス部品

・技術開発    : デジタルホログラフィ干渉法(*)の応用

 

光部品・デバイス事業の当連結会計年度における研究開発成果は次のとおりであります。

a. 光デバイス

海底ケーブル用途に、新たな設計手法で性能向上した高信頼性光フィルタを製品化しました。

b. 石英ガラス製品

紫外線領域で優れた透過特性、自由度の高い形状であることを展示会で発表しました。

 

(用語解説)

用語

意味・内容

多芯光ファイバアレイ

2本以上の光ファイバの端末を整列加工した製品。

デジタルホログラフィ干渉法

レーザー光とデジタル画像とを組み合わせた3次元計測手法のひとつで、3次元のイメージング技術。

 

 

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