事業の内容

3【事業の内容】

 当社グループは、当社(グレイステクノロジー株式会社)、子会社6社により構成されており、国内・国外の各種産業機械やソフトウエアメーカーを中心に、製品に付随する操作系及び運用系の技術マニュアル、さらに企業内で使われる業務マニュアルなどあらゆるマニュアルのコンサルティング、企画・構成、編集、制作及び翻訳(多言語化)を専門とするマニュアルオーダーメードサービス(「MOS事業」)を提供するとともに、それらマニュアルのデジタル化を推進し、企業のマニュアルに係る工数・コスト低減を実現するマニュアル基幹システム「e-manual」及び「読む」「見る」からの脱却を実現する完全誘導型「GRACE VISION®」の導入・運営を行うマニュアルマネージメントシステム(「MMS事業」)を展開しております。

 

(主な関係会社)

「MMS(マニュアルマネージメントシステム)事業」:当社

「MOS(マニュアルオーダーメードサービス)事業」:当社、HOTARU株式会社、螢日国際貿易(上海)有限公司

 

(当社グループが扱うマニュアルの主な対象)

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(当社グループが扱う主なマニュアル)

操作系

運用系

業務系

・取扱説明書

・設置マニュアル

・リファレンスマニュアル

・パーツカタログ

・ヘルプ/GUI

・チュートリアル

・導入マニュアル

・メンテナンスマニュアル

・整備マニュアル

・制御マニュアル

・運用マニュアル

・トレーニングマニュアル

・サポート・修理マニュアル

・業務マニュアル

・管理マニュアル

・セールスマニュアル

・接客応対マニュアル

・システム運用マニュアル

・社員研修マニュアル

・人事系マニュアル

 

 当社グループの事業内容は次のとおりです。なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」のセグメントと同一の区分です。

(1)MMS(マニュアルマネージメントシステム)事業

 MMS事業では、マニュアル基幹システム「e-manual」及び「GRACE VISION®」の導入・運営を行なっており、その機能は、(ⅰ)マニュアルの企画・構成、編集、制作をWeb上で行う作成プラットフォーム、(ⅱ)デジタル化されたマニュアルのユーザーへの配信、管理、ユーザーの閲覧及び問い合わせに対応するポータルサイト、(ⅲ)デジタル化されたマニュアルの印刷物を注文・管理するシステムの主に3つで構成されております。

 マニュアル基幹システム「e-manual」を導入する利点としては、(ⅰ)Microsoft Word、Adobe InDesignまたはAdobe FrameMaker等の特定のアプリケーションに依存することなくWeb上でテキストを入力するだけで自動的に汎用性が高いXML形式のデータにすることができ、かつDTPの専門知識がなくても簡単にレイアウト調整もできること、(ⅱ)製品毎のマニュアル作成にあたって既存マニュアルの活用・転用が容易になるため、作成効率が向上すること、(ⅲ)マニュアル制作の進捗や作成履歴の管理機能及び承認機能を搭載していることなどが挙げられます。当社ではマニュアル制作のあり方を含め、顧客毎に最適なマニュアル基幹システム「e-manual」の導入及び運営を提案しております。

 「GRACE VISION®」は、マニュアルを読まなくても見なくても、搭載されたAIと会話をしながらメンテナンス等の作業を導いてくれる、スマートグラスです。この完全誘導型マニュアルの導入及び制作を提案しております。

 

(MMS事業における「e-manual」の機能イメージ図)

 

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 なお、マニュアル基幹システム「e-manual」の契約形態はクラウド型(グレイスクラウド)が基本であり、機能追加やバージョンアップに迅速に対応しております。

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(2)MOS(マニュアルオーダーメードサービス)事業

 MOS事業では、専門性の高い各種マニュアル制作の受託業務を行っております。具体的には、テクニカルライティング(ユーザーの目線で正確かつ分かり易い文書を作成すること)及び技術翻訳、印刷業務を提供しております。

 当社グループは、マニュアルがメーカーとユーザーをつなぐ重要なコミュニケーションツールであると捉え、ユーザーの利用目的に応じた注意事項や潜在的な疑問点に的確に応えたマニュアル作りを提案しております。具体的には、メーカーのコールセンターやヘルプデスク等に寄せられたお問い合わせ内容の分析や製品の利用状況のリサーチ、製品の設計資料を読み込み、技術者へのヒアリング、操作確認やモニタリング等、ゼロベースからテクニカルライティングを行っております。

 こうしたユーザー目線のテクニカルライティグによって、ユーザーは当該製品の性能・機能・特性などを的確に理解でき、ひいては当該製品もしくはメーカーに対するロイヤリティーの向上にも繋がると考えられます。

 技術翻訳においては、高精度な機械翻訳も実用化されてきておりますが、原文が正確でない場合、高精度な技術翻訳を行ったとしてもマニュアルとしての役割を果たす文章にならない場合があります。当社グループは、機械翻訳では対応が難しい部分を賄えるような技術翻訳を行っております。

 

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[事業系統図]

 

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