当社グループは、お客様が求めている製品をタイムリーに提供すること、また今後求められると思われる製品をお客様の視点から提案することを開発の主眼に置いております。現在の研究開発は、IT関連セグメントにつきましては主に当社グループの子会社である株式会社バッファローの開発部門、株式会社デジオン、食品関連セグメントにつきましては当社グループの子会社であるシマダヤ株式会社の開発部門で行っております。当連結会計年度における主な研究開発の状況は次のとおりであり、研究開発費の総額は
(1)IT関連事業
法人向けにおいて、大容量NAS「TeraStation」のリプレース時の業務負担を軽減する「設定・データ移行機能」の提供や、セゾン情報システムズのIoTデータ連結ソリューション「HULFTIoT」の共同開発を発表するなど、高付加価値商品の開発・拡販に注力しました。
また個人向けにおいて、Wi-Fi6対応ルーター※1中継器にて、つなぐだけで親機と中継器同士が互いに通信しあい、網目(メッシュ)状にネットワークを構築する「Wi-Fi EasyMesh™」に対応した商品を展開しました。また株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと継承したネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)®」※2を上市し、新たな需要喚起に努めました。
(2)食品
近年、生活習慣病患者数の増加や、平均寿命と健康寿命の格差、国民医療費の増大等が社会問題となっておりますが、コロナ禍により生活者の健康への意識は従来にも増して高まっております。シマダヤ株式会社では、「美味しく食べて健やかな食生活をサポートします」をコンセプトに健康志向に応える商品づくりに取り組んでおり、「太鼓判」・「流水麺」・「もみ打ち」・「鉄板麺」等のブランド商品を投入しました。
※1:Wi-Fi及びWi-Fi EasyMeshは、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。
※2:「nasne(ナスネ)®」は株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。
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