当社グループは、中期経営計画で掲げた「技術オリエンテッド」の方針を踏まえて、多様な市場・顧客ニーズに応えるべく、経済性・安全性に優れ、環境にも配慮した新商品・新技術の開発・研究に取り組み、各事業分野における商品力の強化、事業分野の拡大、及びブランドイメージ向上を目指して各種研究開発を積極的に推進しました。当連結会計年度におけるグループ全体での研究開発費は
建設工事用エレベーターでは、ゼネコン各社から要望の強い工事用エレベーターの高揚程機の開発を行いました。機械式駐車装置では、脱炭素社会実現に向けて拡大が著しいEV車対応の製品開発を行いました。
化粧品及び医薬品製造用の乳化装置及び攪拌機では、顧客が商品の開発から量産へのスムーズな立ち上げを行うための、より使い勝手の良い研究室向けの撹拌乳化装置を開発・製品化しました。また、顧客の新しい処方開発に向けて、流体解析などの科学的解析手法を活用して撹拌性能が向上できる技術の提供を継続しています。
金属加工事業では、新規CAMを用いて、5軸マシニングセンターの性能を最大限に引き出す事に取り組んでいます。これにより、切削形状の複雑化、微細化や高精度化に対応し新規加工分野へ参入を目指しています。
遊園地遊戯機械設備では、保守・点検作業の高度化・効率化に向けて保守・点検システムの開発と実証実験を行い、基本技術の確立を行いました。監視盤事業では、中規模ビル用に、大型タッチパネルを搭載して操作性を高めた小型監視盤(タッチコン)の開発を行いました。
また、これらの開発を加速させるために、サノヤステクノサポート㈱に技術部門を新設し、新規技術の開発や事業成長の加速に加えて、技術・人財の強化、グループ技術部門の高位平準化を行う体制を整えました。
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