研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

当社グループは長年のLSI及びソフトウエアの開発により蓄積された技術力をベースに、無線通信分野を中心に他社製品との差別化を図ったオリジナルバリュー製品を提供できるよう、研究開発活動を展開しております。

当連結会計年度における研究開発費は22百万円であり、主な研究開発活動につきましては次のとおりであります。

 

 <システムソリューション事業>

(絶縁監視装置ソリューション)

一般財団法人 関東電気保安協会と共同研究を行い、漏洩電流検出の課題であったIoc不平衡対策技術について論文発表し、一般社団法人 日本電気協会より澁澤賞を受賞し、同技術を特定用途向け簡易型絶縁監視装置(LeakeleDH-Ⅱ)に搭載しました。

絶縁監視装置(Leakele)は新たな機能拡張として、一部の非接地電路での漏洩電流検出が可能となり、データセンター等のニーズにも応え、2021年度は新市場として交通インフラへの採用が決定いたしました。

特定用途向け簡易型監視装置(LeakeleDH-Ⅱ)の商品化が完了し、一般財団法人 関東電気保安協会での量産納入が進んでおりますが、他エリアへの展開として、一般財団法人 中国電気保安協会向けのソフト開発を行い、2021年1月より量産納入を開始いたしました。

今後は絶縁監視装置(Leakele)少チャンネル版の開発を開始し、2022年度に販売を開始する予定です。

 

(特長)

・発火感電の要因であるIgrを正確に検知

・高調波ノイズ等による誤作動を防止

・年次点検における絶縁試験として運用可能

・電路/負荷機器の劣化予兆監視が可能

 

(LPWA対応傾斜センサ・ソリューション)

LPWA対応傾斜センサは東日本旅客鉄道株式会社フロンティアサービス研究所と共同研究開発した落石傾斜センサをベースに、落石/土砂崩れなど斜面災害の発生検知及び予兆監視だけでなく、測定角度の高精度化により電柱や鉄塔、橋梁など建造物の傾斜監視への対応、センサを増設できる4-20mAやA/Dなどのインターフェースを追加し、ひずみや距離、伸縮/水位/雨量計など複数のセンサを追加できる拡張性、無線通信方式はSigfox/NB-IoT/LTE(Cat.M1)/LoRa/ELTRES等の様々な無線通信に対応することで、設置する環境に応じた通信方式を選択可能となり、また専用電池を使用することで最長10年間の連続動作などの特長があります。

これらの特長を活かし、高精度な傾斜角度が必要な電柱や鉄塔、橋梁など建造物の傾斜監視が可能となるほか、センサ増設により、電線や架線の伸縮監視や河川の水位監視、法面や橋梁などのコンクリートひび割れ監視の開発をしてまいりました。

さらに2021年度より、複数のセンサのデータが必要なトンネル内老朽化監視を加え、2022年度量産開始予定で様々な公共インフラ監視用途向けに開発を進めております。

 

(特長)

・最長10年間の連続動作可能(電池交換不要)

・高精度な傾斜角度の測定

・センサを拡張することで、様々な監視に対応可能

・使用環境に応じた無線方式を採用することで、トンネルの中やマンホール内など様々な環境で使用可能

 

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得

お知らせ

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得