課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。

 

  (1) 会社の経営の基本方針

当社は、居酒屋チェーンを中心に展開する企業として、「心の診療所を創造する」を経営理念として掲げております。これは、飲食の提供と飲食の場を介し、お客様同士の健全なコミュニケーションのお役立ちをし、希薄化する人々の絆を深め地域社会に貢献することを目的としております。

また、長期的な経営ビジョンを以下のとおり定め、持続的な成長と企業価値向上に努めております。

 

◇経営理念

心の診療所を創造する

 

◇長期的な経営ビジョン

グループ全員のエネルギーを結集し、すべての人、すべての地域を元気にする

 

◇各ステークホルダーに向けたビジョン

顧   客

居心地の良い時間と空間、そして当社ならではの創意工夫に満ちた料理を、感謝の気持ちと共に提供することで、お客様自身に元気を提供する。

加 盟 店

信頼される加盟店本部となり、加盟店様との共存共栄を強化していくことで、加盟店様に元気を提供する。

社   員

働き甲斐のある人事制度の充実や、社員全員が誇りを持って働ける職場創りに努めると共に風通しのいい組織創りに努めることで、社員全員に元気を提供する。

取 引 先

良好な取引関係を築き、共存共栄を図っていくことで取引先様に元気を提供する。

地 域 社 会

飲食の提供や接客サービスを通じて、お客様同士の健全なコミュニケーションのお役立ちをし、希薄化する人々の絆を深め地域社会に元気を提供する。

株   主

継続的な利益創出や株主還元を通じて企業価値向上を図り、株主様に元気を提供する。

 

 

 

  (2) 目標とする経営指標

 当社が属する居酒屋業界は、当社と同様に居酒屋事業を展開する同業他社、ファストフードやレストランチェーンなどの中食を中心とした外食企業の他、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売業界との間で、価格・品質・サービス等を巡って厳しい競争が展開されており、加えて、少子高齢化に伴う労働需給の逼迫、物流経費や原価の高騰他、新型コロナウイルスの感染拡大への対応等、厳しい経営環境下にあります。

その中にあって、当社は、独自のコア・コンピタンス(中核的な競争優位性)として、「酔虎伝」「八剣伝」「居心伝」等のブランド力、それらブランドコンセプトに応じた店舗オペレーションのノウハウ、フランチャイズシステム導入による事業規模、日本津々浦々まで商品をお届けする物流販売網を有しており、創業以来、「心の診療所を創造する」という経営理念を基として蓄積された当社独自のコア・コンピタンスを軸とした経営施策を柔軟に推進することにより、競合との差別化や消費者ニーズへの対応に努めております。

 現時点においては、先行き不透明な厳しい経営環境にあっては適宜迅速な意思決定の下、経営戦略の見直しが必要となり、2019年4月以降、「中期経営計画」ではなく「単年度事業計画」を立案し業績回復に努めております。

2023年3月期の単年度事業計画における業績見込においては、売上高6,100百万円、営業利益76百万円、経常利益65百万円、当期純利益0百万円を見込んでおります。

その他、目標とする経営指標は定めておりません。

 

  (3) 中長期的な会社の経営戦略

上記「(2)目標とする経営指標」に記載のとおり、中長期経営計画は策定しておらず、現在、「単年度事業計画」を立案し、経営課題克服に努めております。経営課題は、下記「(4)経営環境及び対処すべき課題」記載のとおりです。

 

  (4) 経営環境及び対処すべき課題

  ①新型コロナウイルス感染症への対応

当社は、政府、自治体による「緊急事態宣言」の発出による店舗の営業休止及び営業時間の短縮等、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、売上高が著しく減少し、重要な営業損失、経常損失及び当期純損失並びにマイナスの営業キャッシュ・フローを前事業年度に引続き計上したことから、現時点においては継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。

しかしながら、当社の当事業年度末の現金及び預金の残高は2,388百万円であり、前事業年度に複数の金融機関から総額2,100百万円の資金調達を実施した後も継続した借入により当面の資金を確保しており、重要な資金繰りの懸念はありません。従って、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

尚、当該事象または状況の解消のため、コスト圧縮等の対策を実行すると共に、既存店舗に本格的な中食市場へのアプローチ「街の焼鳥屋さん」の併設、既存事業の再構築、デリバリーサービスの強化等、前事業年度よりテストしてきたことの成果を発揮してまいります。

 

  ②既存直営店モデルの再構築と価値の向上

FC加盟店の模範となるべく、既存直営店舗モデルの再構築と価値の向上が必要であると考えております。

当社主要業態である「八剣伝」のブランド再構築として、3つのフェーズ(1.QSCA向上策 2.焼鳥の価格改定 3.高品質メニュー導入)を進め、既存顧客の再来店と新規顧客の来店へ繋げると共に、中食市場へのアプローチとする「街の焼鳥屋さん」の併設を促進してまいります。

また、当社のビジネスモデルにおいて、FC加盟店との共存共栄は不可欠なものと考えております。3つのフェーズの達成を実現させたうえで、FC加盟店との共存共栄に努めてまいります。

 

 

  ③新業態の事業拡大

酒類のみに依存しない業態として、2019年にスタートした新業態「餃子食堂マルケン」の事業確立に努めてまいります。

収益モデルの確立として、自家製餃子の磨き上げ及びブランドPRに注力し、店内店外販売を強化すると共に、中食市場へのアプローチとする「生餃子直売所」の併設も促進してまいります。

 

  ④ 人財育成による組織力の向上

従業員一人一人の成長がお店の成長となり、ひいてはそれが会社組織全体の向上に繋がると考えております。そのために、従業員への教育・研修を社内研修だけに留めず、多くの講義を受けることができる社外研修も積極的に参加することで、更なる個々の成長に繋げてまいります。

また、次世代の経営陣を育成する「経営塾」、幹部候補生を育成する「リーダー勉強会」等、階層別研修にも力を入れております。加えて、人事評価制度や表彰制度の見直しを図ることで、従業員が活き活きと働ける環境づくりに努めてまいります。

 

  ⑤SDGsへの取組み

持続可能な開発目標の実現に向けて、「八剣伝」では、国産種鶏・飼育米給餌・鶏糞リサイクルにより、持続可能性に配慮した鶏肉の特色JAS認証を受けた「純和鶏」を用いた商品を販売しております。

また、ペットボトルキャップを回収し、資源の再利用・売却を行い、その寄付金で開発途上国にワクチンを贈るエコキャップ運動にも取組んでおります。

加えて、ダイバーシティマネジメントの取組みの一環として、外国人材の積極的な雇用促進や、女性が活躍できる職場環境の整備を進める等、持続可能な企業体制づくりへと取組んでまいります。

 

  ⑥競争力強化の為のリスク管理体制の見直し及びコーポレートガバナンスの強化

小売店との垣根を越えた競合による競争が更に激しくなっていくことに加え、労働需給の逼迫や物流経費の上昇等により経費が圧迫されやすい経営環境にあって、経営効率を向上させ、競争力を強化する為にも、全社的リスクマネジメントシステムの強化に努めてまいります。

また、可能な限りコーポレートガバナンス・コードを意識した透明性の高いガバナンス体制の構築を推し進めていくことにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。

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